
『ひぐらしのなく頃に業』1巻(C)赤瀬とまと/竜騎士07/KADOKAWA
終わらない惨劇の連鎖を描くサスペンスアニメ『ひぐらしのなく頃に業』(TOKYO MXほか)の第9話が、11月26日に放送された。新たなエピソードとして「祟騙し編」がスタートし、《この先の展開に不安しかない》《続きを見るのが怖い…》と戦々恐々とする視聴者が続出している。
【ネタバレあり】第9話「祟騙し編 其の壱」
物語の冒頭に、ボロアパートでトラブルを起こすチンピラのような男性が登場。彼こそは北条鉄平──北条沙都子の叔父にあたる人物だ。近隣住民から「異臭がする」とクレームをつけられた鉄平は、怒りをあらわにしながら「このドアホが!」と罵声を放つ。
その後、場面は一転し、前原圭一をはじめとしたキャラクターのほのぼのとした学生生活が描かれることに。「祟騙し編」は沙都子がヒロインのポジションとなるようで、圭一は徐々に沙都子との仲を深めていく。
穏やかな日々が過ぎる中、沙都子の複雑な家庭事情を知る圭一。沙都子は数年前、事故によって両親を失っており、兄・悟史も不自然な失踪を遂げてしまったという…。
圭一は悟史の失踪に〝オヤシロ様の崇り〟が絡んでいることを小耳にはさむと、園崎魅音たちにその真相を尋ねる。しかし魅音は、祟りというのはあくまで噂だと断言。そして沙都子にとっては愉快な話ではないため、「この話に触れないことにしてる」と事情を説明する。圭一は軽はずみな質問をしたことを反省し、「沙都子も今は梨花ちゃんと2人で幸せに暮らしてるわけだしな」と納得するのだった。
その直後、沙都子が鉄平によって家の中に連れ込まれるシーンが登場。それまで笑顔をこぼしていた沙都子は、別人のように暗い表情を浮かべていた──。
悲劇を予感させる一幕に、ネット上では《幸せな日常は終わりなのか…?》《どうあがいてもバッドエンド確定》《児童相談所、早く来てくれ!》といった反響が続出。その一方、何とか希望を見出そうとする人もいるようで、《相変わらず口は悪いけど、鉄平が実は良い人だったら面白い》《まだだ…まだきれいな鉄平の可能性も…》《鉄平を信じたい…》《むしろ沙都子が鉄平を虐待してるんじゃないか》などとポジティブな予想も上がっていた。
ひぐらしのなく頃に業
🔪第9話🔪
「祟騙し編 其の壱」TOKYO MXとBS11にてご覧いただきましてありがとうございました。
祟騙し編
令和の鉄平はいかがでしたか?#ひぐらし pic.twitter.com/O4sBzGYa1m— TVアニメ「ひぐらしのなく頃に業」完全新作⛩絶惨放送中⛩ (@higu_anime) November 26, 2020
「ひぐらしのなく頃に業」は完全新作の物語であり、〝まだ誰も知らない雛見沢〟が描かれると予告されている。前作では沙都子と良好な関係を築けなかった鉄平だが、今回のエピソードでは人柄が変わっている可能性もまだ捨てきれない。
一体どんな運命が沙都子を待ち受けているのか。今後の展開を期待して見守ろう!
文=猿田虫彦