「withコロナ」を押し付ける友人にイラッ! 絶交となったコロナを巡るトラブルとは…

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毎日のように多数の感染者を生み出している新型コロナウイルス。「3密」を避けるなど新しい生活様式は定着しつつあるが、人によってコロナとの向き合い方は異なっているらしい。とある掲示板でも、コロナに対する考え方の違いから友人と“コロナ不仲”に陥ってしまったという悩みが投稿され、さまざまな反響が上がっている。

投稿者はコロナが流行して以降、両親が暮らす実家に一度も帰省していないという“保守派”の女性。ところが友人は「もうwithコロナの時代なのに」と主張する“革新派”で、会食中に何度も帰省を勧めてきたそう。友人とは年に1度は旅行に行くほど親密な仲だったが、意見の食い違いから投稿者は「何度も同じことを言われても困る」と怒りをぶつけ、物別れに終わることに。その後謝罪のメールを送ったものの、友人からは縁切り宣言の返信が届いてしまう。投稿者は「態度に出すこと自体が間違いだったのか、自分が怒りすぎてしまったのか」と疑問を綴っていた。

彼女の悩みに対して、掲示板上では《仲良くても全ての価値観が一致するわけじゃない。グレーなまま放置でいいんじゃないかな》《コロナに関しては人それぞれ。感染拡大を理由にして、しばらく距離を置いてみたらどう?》など様子見を勧める声が続出。その一方で、《大人は感情をむき出しにしたら終わり。適当に返事するとか、多少は折れるとか、話をするなら感情のコントロールも大事》《ある程度のところであきらめて「そうだね、少し考えてみるね」って話を終わらせれば良かったのに》と、友人に怒りをぶつけたことを責めるような意見も。

また、友人と会食しておきながら実家には帰省しないという“矛盾”について、《友達と会食できるのに親とは会わないってことに矛盾を感じたんじゃないかな。「私にはうつしても大丈夫だと思ったの!?」って》《両親にはうつしたくない、けれど友人はOKって、ちょっと嫌じゃない? だから最後に縁切り宣言されたのかも…》といったツッコミの声が上がっていた。

コロナ別居にコロナ離婚…約1割の夫婦が関係悪化!?

コロナの流行は、友人関係だけでなく夫婦関係にも大きな影響を与えている様子。Webメディア『カジナビ』が今年9月に発表したアンケート「コロナで夫婦仲は良くなった? 悪くなった? 888人のリアルな現状」では、コロナ別居やコロナ離婚の実態が反映されていた。アンケートでは全国の既婚者を対象として、コロナ禍における夫婦仲の変化について質問。すると夫婦仲が「悪くなった」と答えた人は12%存在し、そのうち約20%がコロナをきっかけに別居や離婚を考え始めていた。また、実際に離婚した夫婦も3%ほど存在するという。

「夫婦仲が悪くなった」とする人からは、《コロナ前からすれ違いはあったものの思い留まってましたが、家にいる機会が増えても何もしない夫に嫌気がさして別居》《家事育児もせずにダラーんとしてばっかり。掃除機で吸ってやりたい》《朝昼晩毎日食事を提供するのが本当に面倒くさい。自分でやれ》といったコメントが。共に過ごす時間が増えたことにより、ストレスを感じている人が多いようだ。

肉体を蝕むだけでなく、精神面でも人々に大きな影響を与えている新型コロナウイルス。できるだけ早く収束の時を迎えて欲しいものである。

文=川崎かほ

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