
『ONE PIECE』1巻(尾田栄一郎/集英社)
12月14日発売の『週刊少年ジャンプ』に、尾田栄一郎による大人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』の最新話が掲載。勇ましい恐竜たちが次々と登場したことで、少年の心をくすぐられる読者が続出している。
【ネタバレあり】第998話「古代種」
カイドウ率いる百獣海賊団の強敵たちと、激しいバトルを繰り広げている麦わら海賊団の仲間たち。今回のエピソードでは、百獣海賊団の幹部にあたる「飛び六胞」を軸としたストーリーが展開していった。
ドーム内のライブフロアでは、クイーンが使用した疫災弾「氷鬼」が猛威をふるっている最中。チョッパーはウイルスの抗体を量産しようとするのだが、ゾロに切り伏せられたはずのアプーがふたたび立ちはだかる。すると次の瞬間、元「飛び六胞」のX・ドレークが巨大な恐竜へと変身。リュウリュウの実・古代種モデル“アロサウルス”の能力を活かして、アプーをバクリと口にくわえる。
また、ドーム内の「右脳塔」では改造人間(サイボーグ)のフランキーが大暴れ中。装甲部隊を圧倒していたが、対抗するために「飛び六胞」のササキが飛び出す。ササキは、大きなツノをもった“トリケラトプス”の古代種。「恐竜だったか!!」と驚愕するフランキーに対して、「観念しろ」「実在した“最強生物”さ……!!!」と強気で言い放つ。
さらにブラックマリア、フーズ・フーも変身後の姿を明らかに。最後の見開きでは“スピノサウルス”のページワン、“パキケファロサウルス”のうるティが壁を突き破り、ダイナミックな登場を果たす──。
今回作中で描かれたのは、いずれも実在した恐竜たち。多くの読者が歓喜しているようで、ネット上では《今週のワンピ激アツすぎてヤバいわ! 能力一気にお披露目は燃える! 恐竜好きだからな》《飛び六胞のモデルかっこよすぎ。恐竜好きだからマジでアツい》《尾田先生の描く恐竜はカッケーなー!》《「古代種」万歳。恐竜大好き!》《侍と恐竜が大集合バトルしてるの最高に好きなんだわ》《恐竜大好きマンのわたし、今週のワンピースに大興奮です》《恐竜がいっぱいいる! ウェーイ!》といった声が飛び交っている。
「飛び六胞」たちは真の姿を見せ、まさに一触即発という様子。とくに注目が集まっているのは、フランキー対ササキの対戦カードだ。全身メカのサイボーグと、人気恐竜であるトリケラトプス──誰もが心を躍らせる組み合わせだろう。
恐竜たちは見掛け倒しではなく、それぞれ強力な力を秘めている。一体どんな戦いを見せてくれるのか、今後の展開が待ち遠しい!
文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ