【アニメ『進撃の巨人』61話】ライナーのすべらない話にツッコミ殺到「なに言ってんだコイツ」

『進撃の巨人』1巻(諫山創/講談社)

大人気アニメシリーズの最新作『進撃の巨人 The Final Season』(NHK総合)の第2話が、12月13日深夜に放送された。作中でライナー・ブラウンが〝シュールな笑い〟を提供する場面があり、ネット上で大きな反響を巻き起こしている。

【ネタバレあり】第2話「闇夜の列車」(シリーズ話数61話)

「マーレ」という国で、ライナーを中心とする話が展開している新シーズン。ライナーは言わずと知れた「鎧の巨人」の能力者で、戦士隊副長というポジションに就いている。

第2話では、ライナーを始めとする戦士隊の面々がレベリオに帰還。家族たちと久しぶりの再会を果たす。ライナーもまた、家族やイトコである戦士候補生・ガビと共に食卓を囲むのだった。

そこでライナーは、約4年前にパラディ島で過ごした〝地獄の日々〟について回想。パラディ島とは前シリーズで描かれた、エレンたちが住む島のこと。マーレにおいて、パラディ島に住むエルディア人は忌み嫌われている存在だ。スパイとして軍隊に潜入していたライナーは、彼らのことを「まさしく悪魔で残虐非道な奴らだったよ」と形容し、思い出話を語っていく──。

どんな悲惨な話が出るのかと身構える家族の前で、ライナーが披露したのは「入隊式で芋を食い出した奴」のエピソード。ライナー曰く、その人物は教官に芋を食い出したことを叱られると、悪びれもせずに「うまそうだから盗んだ」と返答。しかしさすがにマズイと思ったのか、直後に「芋を半分譲る」と教官を買収しにかかったそう。その上、実際に差し出した芋は半分には到底満たないものだった…。ライナーは終始真剣そのものといった様子でエピソードトークを語り、最後は「奴らに譲り合う精神などないからな」「本当にどうしようもない奴らだった」と締めくくるのだった。

これまで作品を追ってきたファンなら分かる通り、〝芋を食い出したやつ〟とはライナーが所属した104期生の同期であるサシャのこと。ギャグのようなエピソードを真顔で振り返るライナーに対して、ネット上では《芋女のことをこのテンションで語るのシュールすぎるだろ…》《なにを言ってるんだこいつ…》《真顔で話すのやめろwww》《完全に仲間とのいい思い出じゃん》《104期生の鉄板ネタだな》といった声が上がっている。

またライナーはサシャだけでなく、他の仲間たちの思い出にも言及。「そこにいた日々はまさに地獄だった」と言うのだが、どこか愛着を覚えているような語り口に家族から不審がられてしまう…。

ライナーにとって、104期生の仲間たちはいかなる存在なのか。今後、謎めいた胸の内が明かされていくことを期待したい。

アニメ『進撃の巨人 The Final Season』公式サイト

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ

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