食べるクリスマスツリー!“映え”すぎな『抹茶クリスマスケーキ』を食べてみた

「抹茶のモンブラン」(ファミリーマート)

12月を迎えると、街はクリスマスムード一色。キレイなネオンが輝いてワクワクしてくるこの季節は、食べ物がおいしい季節でもある。そんな時期にピッタリなクリスマススイーツをご紹介したい!

抹茶といえば、京都や和の雰囲気を思い浮かべる人が多いだろう。しかし『ファミリーマート』は12月15日、そんな連想を一刀両断する『抹茶のモンブラン』というスイーツを発売。この商品は〝抹茶を使用したモンブラン~クリスマス仕様~〟という、さまざまなコンセプトをごちゃ混ぜにしたスイーツのようだ。

見た目はクリスマスツリー、味は本格抹茶!?

「抹茶のモンブラン」という名前だけ聞くと、「和風テイストなのかな?」「濃い抹茶が楽しめそう」などと感じるが、ビジュアルはなんとクリスマスツリー! 緑のツリー部分を抹茶クリームで完全再現しており、頂点にはご丁寧に星まで乗っている。和風なのか洋風なのかわからないケーキに、思わず一目惚れしてしまう…。かわいい。

まず抹茶のクリームだけぺろっと舐めてみると、一瞬ざらっとした舌触りが感じられた後、クリームの甘みが口の中いっぱいに広がってくる。「おお、濃くはないけどおいしいな」と油断していたら、最後にガツン!と抹茶の苦味が襲来。段階にわけて抹茶のおいしさを楽しめるため、抹茶好きにはたまらないスイーツだろう。

さらにクリーム部分だけを食べ進めていくと、中心部分から真っ白なホイップクリームが登場! クリスマスにちなんで「これは雪を表しているのかも!」なんて、浮かれた想像をしてしまうくらいに、「抹茶モンブラン」の策略にまんまとハマっているようだ。

しゅわしゅわ&甘めのホイップクリームは、抹茶の苦さを緩和するのにうってつけ。「抹茶は苦手だけど、かわいくて買ってみた!」という人にとっては、ホイップクリームが救世主になること間違いなしだ。

土台のおいしさ、侮れない!

最後に到達した土台部分は、どうやらマドレーヌでできているらしい。すくって食べてみると、じゅわ~っとした風味が口の中に広がり、ここでも感激。マドレーヌとフィナンシェをいいとこどりしたような食感だ。またケーキの大半がクリームだからこそ、マドレーヌのどっしりとした食べごたえがたまらない。1個を1人で完食すれば、「あ~食べたわ~」と満足感を得られるだろう。

全体的にまとまりが良く、食べていて飽きないスイーツだったが、モンブラン目的で購入する人は要注意かも。入念に探したが栗やマロンクリームなどは見当たらなかったので、ネーミングとしてはむしろ「抹茶ケーキ」がしっくりくる。

今回取り上げた商品

「抹茶のモンブラン」(ファミリーマート)……304kcal

抹茶のほろ苦テイストに心を奪われてしまう「抹茶モンブラン」。抹茶とマドレーヌのコラボを楽しめる上、SNS映えも抜群のクリスマスケーキに仕上がっていた。ただ、抹茶の苦みはそこまで強くないので、甘すぎ!と感じてしまう可能性はある。バランスを整えるため、ファミチキなどを一緒に購入して、ミニクリパを演出してみるのもいいかもしれない。
※商品は地域や店舗によって取り扱いがない場合があります。

文=彅野アン
写真=彅野アン(まいじつエンタ)

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