麺と麻婆部分が均等になるように箸で持ち、一気に食べてみると最初に感じるのは豆腐のまろやかさ。ふわふわに仕上げられた豆腐と、ひき肉のジューシーなテイストが口の中で合わさり、ほっこりしてしまう。麺は細麺のため、とろっとした麻婆豆腐が絡みやすく、歯切れも抜群だ。
ただ、ここで油断してしまったのがいけなかった…。続けて2口、3口と食べ進めると、じわじわと辛さが襲ってきて水が欲しくなるレベルに到達。まぜそばのようなガツン!という辛さはないが、咀嚼するごとに蓄積されていくような侵食系の辛さが感じられた。
とはいえ、麻婆焼きそばとしての完成度は非常に高く、ヤミツキになってしまう旨辛グルメと言える。辛さを軽減させるため、卵やサラダと一緒に食べるという策を練ってみてもよさそうだ。
今回取り上げた商品
「シビれ辛い!麻辣まぜそば」(ファミリーマート)……740kcal
「花椒が決め手!麻婆焼そば」(ファミリーマート)……661kcal
食べ比べを行った結果、ガツンとした辛さは「シビれ辛い!麻辣まぜそば」の圧勝。辛党には冬の間に食べてみることを、ぜひオススメしたい。ただし、ほどよい辛さを求めている人には「花椒が決め手!麻婆焼そば」が向いているので、お好みに応じてチョイスしてみてほしい。
※商品は地域や店舗によって取り扱いがない場合があります。
文=彅野アン
写真=彅野アン(まいじつエンタ)
【あわせて読みたい】