ロリコン大国・ニッポン! 外国に比べてドン引きするほど「性交同意年齢」が低い

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13歳という年齢は、日本では中学1年生にあたる。勉強や部活、遊びなどで忙しい年頃だが、実は「性交同意年齢」という大きな節目を迎える歳であることをご存知だろうか? 最近では、その年齢設定があまりに低すぎるとして、改善を要求する声が上がっているようだ。

性交同意年齢とは、性行為に同意するか否かを決定する能力があるとみなされる年齢のこと。この原則によって、日本では13歳に達していない子どもとの性行為は、本人の意思に関わらず“法定強姦”扱いとなる。またこの年齢を超えると、強姦などの性犯罪に巻き込まれた場合、子ども自らがどのような被害に遭ったのか、どう抵抗したかなどの状況を説明しなくてはならない。つまり13歳以上であれば中学生であっても、このような説明を強いられるということだ。

日本では明治時代以来、長きにわたって性交同意年齢が13歳に設定されてきた。しかし最近では、13歳に対して性的主体としての責任を求めるのは“現実に即していない”という主張が一般的に。さまざまな団体や論客が、性交同意年齢を16歳に引き上げるべきだと主張している。

また、オンライン署名サイト『Change.org』では「日本の性的同意年齢引き上げを求めます! Raise age of consent in Japan!」というキャンペーンが立ちあげられ、最終的に5万2千人強の署名が集まっていた。11月20日には法務省刑事局へ要望書や署名、コメントなどを提出し、政府に働きかけたという。

ところが政府では、性交同意年齢について議論はなされているものの、一向に進展を見せる気配がない。世論の高まりをしり目に、態度を明確にしない政府に対し、人々の苛立ちはさらに高まっているようだ。

そこでSNS上では「#性交同意年齢の引き上げを求めます」というハッシュタグが作られ、数多くの意見が投稿されることに。《まだ子どもだよ。こんな当たり前のこと言いたくない。13歳でいいわけないでしょう》《自分は当時まだ生理がきてなかった。13歳は身体も知識も心も何もかも性交に適していない》《13歳では多くの場合、大人の監督下に置かれているのに、「性行為に同意」だけは判断能力があり権利が認められるって論理としておかしい》などと激しい批判の声が上がっている。

海外から取り残されている日本

それでは、世界各地の性交同意年齢は何歳に設定されているのだろうか? 州によって異なるがアメリカは16~18歳、次いで韓国・イギリス・カナダ・ロシア・スペイン・フィンランドが16歳、そしてスウェーデン・フランスの15歳と続く。

ここで注目すべきなのは、韓国の「16歳」。韓国でも今年4月までは日本と同じ13歳だったのだが、大規模な性犯罪をきっかけに法改正が行われ、性交同意年齢が16歳に引き上げられた。

そして、日本にはさらに根深い問題も存在する。性交同意年齢が13歳であるにも関わらず、「性交を子どもに理解させるのは困難」「教えたことによって性行動が早まる可能性がある」などの理由で、13歳までに性教育がまともに行われないという点だ。地域や私立・公立などによって差はあるだろうが、基本的に小学校で習うのは「精子と卵子が結びつくと子どもができる」というレベルの話だけ。多くの子どもたちは、親などから性教育を受けない限り、正確な知識を得る機会がないまま13歳を迎えることになる。

世界から取り残された日本のあり方について、SNS上では《13歳なんて年齢がまかり通ってるのは、日本と、人身売買が問題になっているアフリカの数カ国だけだよ》《先進国名乗ってて恥ずかしくないのかな》《ろくな性教育もされずほとんどのことを自分で決めることが許されないのに、性交の自己決定権だけあるとされるのグロテスクだろ》《13歳の性的同意年齢引き上げには反対なのに、アフターピルの乱用を恐れて禁止するロリコン大国ニッポン》と憤りを述べる声が後を絶たない。

子どもは未来を担っていく大切な存在。性暴力の危険にさらされない世の中を作るために、すみやかに法整備が進んでいくことを期待したい。

文=川崎かほ

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