「結婚の時にまで格差があるんだ…」姉妹差別にうんざりする女性に“縁切り”のススメ

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残念ながら、世の中には兄弟や姉妹の間で待遇に差をつける親が存在する。冷たく扱われた子どもは悲しみを抱え、最終的には親子の縁を切りたいとまで思ってしまうことも…。とある掲示板でも、“姉妹差別”にうんざりしている女性の書き込みがあり、たくさんのアドバイスが寄せられている。

投稿者は、昔から姉と格差をつけられていたという女性。姉が結婚した際は結婚式の費用や住宅購入の費用、土地まで贈られたのに対し、投稿者が結婚した際には電話で「おめでとう!」と祝われただけ。結婚という人生の一大イベントにおいて、最大級の差別を受ける羽目になってしまった。「心の底では、結婚の時まで格差があるんだと、悲しみでいっぱいです」と、投稿者は苦しい胸の内を吐露している。

かつての日本には、「長男教」「長女教」と呼ばれる悪習があり、家を継ぐ者をあからさまに優遇するような価値観が存在した。現在はそこまで極端な風習は現在では見かけなくなったものの、「長男や長女が親の面倒をみる」といった常識はうっすらと残っている。もしかすると、投稿者の親も自分の老後を世話してくれる人間として、長女を優遇しているのかもしれない。

しかしどんな理由があるにせよ、姉妹間であからさまな差をつけるのは見苦しいもの。掲示板上では、《ご両親の介護はお姉さんに任せて縁を切りましょう》《今後も改善するとは思えないし、子どもが産まれたら孫格差とかに悩むと思うから、気になるなら早めに縁切った方がいい》《もう逃げた方がいい。よく今まで耐えたね。結婚を機に綺麗さっぱり、ストレスになるものは置いていっていいんじゃない?》など、両親と距離を置くことを勧める声が続出している。

親に差別されると姉妹の仲も悪くなる?

姉妹・兄弟差別を受けると、親に対する不満はもちろん、優遇されている側への不満も募っていく。「なぜ自分ばかりが…」と嫉妬するあまり、姉妹間の仲がぎくしゃくしてしまうこともある。大人になってから仲が改善されるともかぎらず、SNSでは《妹が来る親戚の集まりには絶対に行かない》《姉とはもう何年も連絡を取ってない》などと“姉妹関係の冷え込み”を暴露する人も少なくない。

また親として、「自分は子どもを差別なんてしていない」と思う人は多いだろうが、そう単純な問題でもないらしい。無意識に差別してしまっているケースや、子どもの側で何気ないことを“差別だ”と受け取るケースもあるのだ。

たとえば妹に対してよく言われるのが、「お姉ちゃんに比べて〇〇」という決まり文句。注意を促すために、姉より劣る点を挙げられることで、親と姉に対する反感が芽生えるきっかけとなる。逆に姉側が差別されるパターンもあり、「お姉ちゃんなんだから」というワードが典型的だ。その言葉の後ろには「我慢しなさい」「妹に譲ってあげなさい」など、欲求を抑え込ませる言葉が続く。

血がつながった家族同士、できれば円満な関係を築きたいもの。しかし親や姉・妹との仲を良好に保つのは、実は簡単なことではない。たまに喧嘩する程度で済んでいる人は、幸せな部類と言えるだろう。

「うちは差別なんて無縁」と高を括るのではなく、ときには家族の間で腹を割って本音で話してみるのもいいかもしれない。

文=川崎かほ

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