親子間で“性的ニオわせ”はNG!? お互いが不快にならないためのマナー

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幼少期の頃まで、親はどんなことでも相談できる存在。しかし、思春期を迎えたあたりから少しずつ心の距離が生まれ、親に相談できない秘密も増えてくる。世間には、どこまで親に打ち明けるべきか悩んでいる人が多く存在するようだ。

とある掲示板では、恋人との肉体関係にまつわる投稿が大きな話題を呼んでいる。投稿者の女性はアラサーで一人暮らし。結婚を視野に入れている彼氏から、「泊りに来ないか?」と誘われたのがすべてのきっかけだった。

彼女の親は還暦を迎え、どちらかというと堅い人間。ある日、両親から夕飯に誘われた際、「今度彼氏の家に泊まってくる」と伝えたところ、両親から「許可できない」と否定されることに。その理由としては、「道徳的に」や「段階を踏んで」といったものが挙げられているらしい。その後、投稿者と両親は険悪なムードになってしまい、今後どう接していくべきか悩んでいるという。

親に対して「彼氏の家に泊ってくる」と告げるのは、肉体関係を仄めかすのとほぼ同義。そもそも親にそのようなことを伝えるべきでない、と考える人は多いようだ。《全部話して、それで理解して欲しいって…。親は責任取れないのに、責任をなすりつけるような甘えだね》《体の関係を連想させるような内容は、詳細に報告しない方がお互いのためだと思う。両親にすべてを分かってもらいたいと何でも報告するのは、子どものやり方》《いちいち報告するのは小学校まで。大人のお付き合いを報告されたら、両親が心配するでしょ。黙って決行すればいいじゃん》といった批判の声があがっている。

投稿者としては、両親と何でも話し合える関係になりたかったのかもしれない。しかし親の立場からは性的な関係を仄めかされた上で「どうぞ」とは、なかなか言い難いもの。お互いに暗黙の了解として、黙って行うのが大人の関係だと言えるだろう。

親がラインを踏み越えるパターンも

恋愛や性に関する話題はわざわざ他人には言わず、胸の内に秘めておくのがベター。特別な相談事でないかぎり、子どもの方から親に報告する必要はないと考える人が多いはずだ。しかしその一方で、子どもに対して積極的に口出ししようとする親も存在する。

ネット上で実体験を調べてみると、《親からセックスの詳細についてとか、自分で処理する時の話をされた。そんな話ばかりしてくる母親に愛想をつかした》《テレビで出来ちゃった婚や堕胎の話が出るたびに親から「そんなことしたらダメ」と強く言われる。「そんなこと」が、行為そのものを指すのか避妊しないことを指すのか…その話をされるたびにストレスが溜まる》といった声があがっていた。

もちろん性教育など、腹を割って話し合うべき事柄もあるだろう。しかしそれが必要なのも十代から二十代前半までで、時期を過ぎれば余計なお世話となってしまう。

子どもと親、お互いが相手の秘密を尊重するのが何より大切なこと。嫌な時はハッキリ「NO」を突きつけて、不快な思いをしないような関係を作りたいものだ。

文=川崎かほ

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