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ドラマやマンガといった創作物でよく見かけるのが、同僚たちが集まってランチをとるシーン。恋バナに花を咲かせたり、私生活について語ったりと仲の良さをアピールしている。しかし現実の職場において、そんな“お友達”のような関係は本当に必要なのだろうか?
とある掲示板では、ランチをひとりで食べている人を否定する女性の書き込みが話題を呼んでいる。投稿者は“おひとり様”を好む職場の同僚に対して、「寂しくないのか? 困らないのか?」と尋ねたところ、「本当に親しい人との付き合いが途切れなければ困らない」と返答されたそう。
その“おひとり様”は、仕事は問題なくこなし、必要最低限の付き合いはしているらしい。ところが投稿者は友人以外の付き合いも広げるべきだと考えているようで、“おひとり様”をわがままだと断定し、注意することまで考えているという。
この書き込みに対して、ネット上では批判の声が殺到する事態に。《職場は仕事をして給料をもらう場所。余計な付き合いなんて不要》《「必要」な付き合いはしてるってことでしょ。何を非難するのか。それこそ投稿者のわがまま》《職場の同僚は友人ではないので、仕事をする上で必要なお付き合いが出来ていれば大丈夫なのでは》などと、投稿者の押し付けがましい考え方は真っ向から否定されている。
現実では表立って主張できないのかもしれないが、本音を吐露できるネット上では仕事とプライベートをはっきり分ける考え方がよく目立つ。大半の人は、波風を立てずに職場の人間関係をやり過ごすことに苦心しているようだ。
さらに敵を作らない処世術として、《同僚には愚痴を言わない。絶対にどこかから漏れるから》《変な噂を流されるかもしれないから、余計な発言はしない》といった意見も。同僚とは慣れ合いの関係にならず、一定の距離感を保った方がトラブルを避けやすいのだろう。
職場の人間関係が離職につながることも
株式会社ビズヒッツは昨年、働く男女1,000人を対象として「会社を辞めたいと思う瞬間に関する意識調査」を実施。その結果を見てみると、「会社を辞めたい」と思ったことがある人は約89%。そして、「どんなときに会社を辞めたいと思うか」という質問では、「職場の人間関係が悪い」という回答が堂々の1位に輝いていた。
職場の人間関係は一筋縄ではいかないもの。表面上では仲良くしていても、裏ではその場にいない人の悪口で盛り上がったり、女性同士のマウント合戦が開催されることも…。筆者も以前、従業員のほとんどが女性ばかりという職場で働いていた経験がある。その際にはプライベートを根掘り葉掘り聞いてくる人や、自分の好きな芸能人の魅力を延々と語った上で「何で良さが分からないの!」と怒りをぶつけてくる人など、さまざまなトラブルメーカーと遭遇した。
いじめや無視といった直接的な被害以外にも、無理に仲良くしようとすれば水面下で嫌な思いをする場面は山ほどある。人間関係で悩み、会社を辞めたいと思い詰めるぐらいなら、“おひとり様”というスタンスを打ち出した方が賢いのかもしれない。
文=川崎かほ
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