
『ONE PIECE』1巻(尾田栄一郎/集英社)
1997年の連載開始以来、20年以上にわたって人気を博しているマンガ『ONE PIECE(ワンピース)』。作中ではひとつなぎの大秘宝(ワンピース)の正体を始めとして、数々の伏線が張り巡らされてきた。そんな中、2月1日発売の『週刊少年ジャンプ』ではロロノア・ゾロにまつわる伏線が回収され、多くのファンが盛り上がっているようだ。
※「ワンピース」最新話の内容に触れています
第1,002話「四皇VS新世代」で描かれたのは、四皇のカイドウ&ビッグマムとの戦いの模様。ルフィとロー、キッドといった新世代のルーキーたちは、それぞれの得意技によってカイドウにダメージを与えていく。
カイドウは人型から龍の姿へとフォルムチェンジしており、空中戦を展開中。そこで目の前にルフィが現れると、大きく口を開き、熱息(ボロブレス)を浴びせようとする。それを見たゾロは「おれを上に飛ばせ!!」とローに伝え、すかさず空中へ。「焔裂き」という技によって炎を一刀両断してみせる。
今回ゾロが披露した「焔裂き」、実は約10年前から伏線が張られていた。第604話「深層へ」では、航海中にナミが海の「塩分濃度」についてレクチャー。ルフィが「昔よく遊んだよな…『エンブンノード』で」と適当に相槌を打つと、ゾロは「おれはいつか欲しいと思ってる…『炎分ソード』」と返答していた。
このように「炎分ソード」という言葉は、冗談のようなやり取りから生まれたもの。しかし炎を分かつ「焔裂き」を習得したことによって、その言葉は現実のものとなってしまった…。
壮大な伏線回収に、読者の間では《ゾロの焔裂きって、魚人島に行く時に言ってた炎分ソードのことか…やばすぎる》《そっか、ゾロは夢の炎分ソードを手に入れたのか!》《10年越しに炎分ソードをマスターしたゾロ、エモすぎるよ…!》《そういえばゾロ、炎分ソード手に入れてるわ爆笑》などと大きな反響が上がっている。
なお、ゾロは前回掲載された第1,001話「鬼ヶ島怪物決戦」でも、焔裂きによってプロメテウスを切り裂いていた。だが今回は多くの猛者を圧倒してきたカイドウの火炎を見事に両断しており、すっかり大技を極めつつあるようだ。
鉄から炎まで、あらゆるものを斬れるようになってきたゾロの剣技。もはやその腕前は、『ルパン三世』の石川五ェ門にも引けを取らないレベルに達しているのかもしれない。
文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
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