『ガルパン』は世界に通用しない? ひろゆきが“日本のアニメ文化”を一刀両断

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現代は、あらゆるコンテンツが国境を越える時代。日本が誇るアニメ文化も、Netflix(ネットフリックス)などの配信サービスによって海外の人々に届けられている。しかし「2ちゃんねる」の元管理人・ひろゆき氏によると、日本のアニメはとある欠陥を抱えているという。

ひろゆき氏は1月12日に行ったライブ配信にて、リスナーからのさまざまな質問に答えていった。そこで「今後のアニメ業界が発展するために何が必要か?」という質問が届くと、ひろゆき氏は日本と海外のアニメについて比較論を展開。ディズニーなどのアニメは世界中の人々に観られているが、日本のアニメは日本人向けに作られているため、「他の国の人から見るとよく分からない」という現状があると語った。

また、シンプルで分かりやすい『アベンジャーズ』のような作品と比べて、昨今流行りのアイドルアニメは一部の人々にしか伝わらないと指摘。萌え系の女性キャラがアイドルを目指す…という構図について、「アイドルを目指すとか、意味わかんないじゃないですか」と評してみせる。

その他、水島努監督による大ヒットアニメ『ガールズ&パンツァー』についてもコメント。女子高生たちが戦車を使った武道に打ち込む、という同作の設定に対して、「他の国にはなかなか持っていきづらい」と評価を下していた。

日本のアニメはニッチであり、万人ウケしないという指摘に対して、ネット上では反発の声が続出。《日本人が日本人向けに作ってるんだからどうでもいい》《アイドル目指す映画なんていくらでもあるだろ》《そもそもバトルものとアイドルアニメで比較するのが間違ってるのでは?》といった反論が繰り広げられている。

海外の「オタク」たちは何を求めている?

では実際のところ、国外ではどんなアニメが人気なのだろうか。海外のアニメファン向けSNS『MyAnimeList』を参考にしてみると、意外な結果が明らかとなった。

現在放送中のアニメを対象としたランキング(2月4日時点)では、いかにも海外ファンが好みそうな『「進撃の巨人」The Final Season』に続いて、「小説家になろう」発の異世界転生もの『Re:ゼロから始める異世界生活』が2位にランクイン。また3位に輝いた『ゆるキャン△ SEASON2』は、美少女キャラたちがほのぼのとしたキャンプライフを送る作品であり、日本的な〝わびさび〟に満ちた内容だ。

なお、今後放送予定のアニメランキングでも、『僕のヒーローアカデミア』や『新世紀エヴァンゲリオン』の新作をおさえて、『盾の勇者の成り上がり』シーズン2がトップに。どうやら海外のアニメファンは、日本人に負けないほど異世界転生や「なろう系」を好んでいるらしい。

Netflixで制作されるオリジナルアニメが、苦戦を強いられているのは有名な話。海外ユーザーは、万人ウケを狙った企画よりもガラパゴス的なアニメを求めているのかもしれない。

文=大上賢一

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