『Netflix』オリジナルアニメは駄作しかない!? 岡田斗司夫の発言が話題に

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『Netflix』といえば、世界最大のシェアを誇る動画配信サービス。オリジナルコンテンツも充実しており、日本製のアニメも次々と公開されている。しかし“オタキング”の通称で知られる評論家・岡田斗司夫によると、「Netflix」オリジナルアニメはあらかじめ失敗を定められているという…。

注目を集めているのは、岡田が自身のYouTubeチャンネルに投稿した『Netflixオリジナルアニメがダメなのは理由があった!』という動画。岡田によると、「Netflix」製作のアニメはすべて権利を持っていかれるため、監督や脚本家は「全員が奴隷扱い」になってしまう。そのためクリエイター側からすると「Netflix」のアニメは「やり逃げ」するものであり、本当に面白い企画は温存されているのが現状らしい。

また、「Netflix」でアニメを担当しているプロデューサーが作品の内容に口出しすることも、モチベーションを下げる要因に。さまざまな背景から、日本のアニメクリエイターは「手抜き企画でお金だけもらう」姿勢になっているという。

岡田が語る「Netflix」アニメの実情について、多くのアニメファンが共感を覚えたよう。ネット上では《Netflix作品に魂が入らない理由が良く分かりました》《シナリオにガンガン口を出してくるから、面白くないのはネトフリのせいなんだな》《Netflixアニメは日本沈没というのを見ただけですが、死ぬほどつまらなかったです》《今のところ話題になる作品がないのはそういうことなのですねw 安心して日本の動画配信を梯子します》といった声が上がっている。

ドラマは大人気? アニメの人気がない理由とは一体…

同じ「Netflix」のオリジナルコンテンツでも、国内ドラマは世界各国で評判を呼んでいる。たとえば俳優・小林薫が主演を務めるドラマ『深夜食堂 -Tokyo Stories-』は、日本のみならずアジア各地でも人気を博し、続編にあたる『深夜食堂 -Tokyo Stories Season2-』も配信。また山崎賢人が主演を務める『今際の国のアリス』も、世界40カ国で再生ランキングTOP10に入るなど、好調な結果を残している。

では、なぜ「Netflix」のアニメは「駄作しかない」と言われるのか。それは、岡田が批判したようなアニメが多すぎるため、名作が埋もれているからだろう。

具体例としては、マンガ史に残る不朽の名作『デビルマン』を原作に制作された『DEVILMAN crybaby』が挙げられる。同作は海外のアニメファンが投票する「Crunchyrollアニメアワード」で最優秀作品賞を受賞し、監督・湯浅政明も最優秀監督賞を獲得していた。

これだけでは「海外のアニメファンに刺さっただけ」と思われるかもしれないが、作品としてのクオリティもたしか。“絶対にアニメ化できない”と言われていた「デビルマン」を、原作を忠実に再現した上で見事映像化している。地上波では作れないアニメを実現した、という点だけでも、「Netflix」オリジナルアニメに希望を見出せるだろう。

「Netflix」側は今後もアニメに力を入れていくようす。昨年10月に行われた「Netflix アニメフェスティバル 2020」では、『テルマエ・ロマエ ノヴァエ』や『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』といった話題作の制作が発表されている。日本のアニメ業界を揺るがすようなヒット作が生まれる日も、そう遠くはないかもしれない…。

文=城門まもる

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