VTuber界隈の“処女信仰”がキモすぎる!「ユニコーン」たちの拗らせっぷり

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頭に1本のツノが生えた神話上の生物・ユニコーン。見た目こそ立派だが、彼らは純潔を保った処女になつく厄介な性質をもつ。最近ではバーチャルユーチューバー(VTuber)界隈にて、多くのユニコーンが暴れまわっているらしい。

ひと騒動を巻き起こしたのは、『ホロライブ』に所属するVTuber・夏色まつりだった。まつりは2月4日に行ったライブ配信にて、自身を取り巻く圧力についての不満を表明。活動初期には男女の区別なくコラボを行っていたが、今では男性と絡まない「アイドル売り」を強いられており、「その売り方が嫌ならやめろ!」といった批判を浴びることもあるという。まつりはそうした現状に不満をもらしつつ、外部の人々と「色んなことがしたい」と口にしていた。

実際に「ホロライブ」は1、2年前から事務所の方向性が変化したことで知られている。かつては他事務所の男性配信者と盛んにコラボしていたが、現在は異性と絡むきっかけがあるたびに批判の声が上がっている状況だ。

男女コラボの禁止を当然と考えるリスナーたちは、まつりの発言に反感を抱いた様子。ネット上では、《男と絡みたいだけならプライベートでホロライブの看板つけずにやればいいだけなんだよなあ。なぜわざわざ「夏色まつり」でやろうとするのか》《大体のホロメンはリスナーの客層を理解して適応してるように見える。リスナー無視して男と絡みたいムーブしてるのはまつりくらい》《まつりが男とコラボするのはどうでもいいけど、他のホロメンを巻き込むのは止めて欲しいって感じだな》などと心ない言葉が上がっていた。

ユニコーンを保護するVTuberも登場

男性との絡みを避ける「ホロライブ」が急激な成長を遂げた影響か、最近ではユニコーンへの配慮を公言するVTuberも現れている。漫画家・佃煮のりおが運営するVTuber事務所『のりプロ』は、まさにその代表格だ。

同事務所では、配信者たちを2つのグループに分けているのが特徴。「バラエティ組」は男性コラボあり、「アイドル組」は男性コラボなしとして、異なる活動方針をとっている。

また、のりおはツイッター上で事務所のマネージャーについて言及した際、「のりプロは女子マネージャーしかいません」と明言。《同性だと安心感が違いますね!》《その方が女性は安心して活動できますよね!》とファンたちを安心させていた。

もちろん、配信者が常識的な範囲でリスナーの需要に応えるのは当たり前のこと。とくにアイドル売りする場合には、さまざまな配慮が必要となってくる。「のりプロ」の方針は、業界の動向に即した画期的なアイデアだと言えるだろう。

とはいえVTuber業界のやさしさは、リスクを孕んだものでもある。配信者がなにかのきっかけで異性と絡んだ際に、「裏切られた」と感じたファンが逆上する可能性があるからだ。この先、ユニコーンをもっとも上手く制御した者こそが、勝ち馬に乗ることができるのかもしれない…。

文=大上賢一

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