『ONE PIECE』ナミはロジャーの娘だった!?“出生の秘密”を徹底検証!

 

『ONE PIECE』1巻(尾田栄一郎/集英社)

漫画『ONE PIECE』にはさまざまな魅力をもった女性キャラが登場するが、とくにナミの存在感は別格。ルフィが2番目に出会った「麦わら海賊団」の仲間であり、作品のメインヒロインと言ってもいい存在だ。そんなナミの正体をめぐって、最近ファンの間ではとある考察が繰り広げられているという…。

ナミはイーストブルー・ココヤシ村で生まれ育った少女。幼少期にはベルメール、ノジコと共に生活を送り、その後はアーロン一味によって人生を狂わされていく。ここまでは誰もが知っている基本的なプロフィールだが、その裏には〝出生の秘密〟が隠されているようだ。

20年前、ナミは「オイコット王国」にて当時海軍だったベルメールに拾われた戦災孤児。その際、ノジコが赤ん坊だったナミを抱えていたのだが、ベルメールが「妹?」と尋ねると、ノジコは「ううん」と否定している。つまりナミはノジコの実妹ではなく、どこからやってきたのか分からない子どもだった。

そこでナミの秘密を読みとくカギとなるのが、1996年に『週刊少年ジャンプ』に掲載された『ROMANCE DAWN(ロマンス ドーン)』という読み切り。同作は「ONE PIECE」の原型となった物語で、ゴム人間のモンキー・D・ルフィが登場する。そしてヒロインとして描かれているのが、ナミにそっくりな容姿をした〝アン〟という少女なのだ。

話は「ONE PIECE」にもどる。海賊王のゴールド・ロジャーは本名を「ゴール・D・ロジャー」といい、その息子がエースこと「ゴール・D・エース」だ。エースの両親は子どもが男なら「エース」、女なら「アン」と名付けようと決めていた。

産みの親であるルージュは出産時に死亡しているが、作中では生まれてきた子どもが1人だったとは言われていない。そのためエースと共に、双子の妹としてアンが生まれていた可能性があるのだ。こう考えると、ルージュが20カ月にわたって子どもを身ごもっていたという描写も、意味深に思えてくる。

「アン=ナミ」説を裏付ける証拠の数々

たんなる深読みだと思われるかもしれないが、ナミをロジャーの娘とする証拠は他にもある。「ONE PIECE」0巻(STRONG WORLD)で描かれたエッド・ウォー海戦では、ロジャーが金獅子のシキと衝突。そこで絶体絶命のピンチに陥った際、「大きく荒れ狂う天候」によって戦況が一変したという逸話が。そのことから、ロジャーには天候を操る力があったという説が浮上している。

言うまでもなく、ナミは航海士として高い天候予想能力をもつ。それだけでなく、ビビはナミについて「理論だけで天候を予測しているんじゃない」「まるで体で天候を感じ取っているみたい」と評していた。ナミがロジャーから天候を操る能力を受け継いでいたとしても、おかしくはない。

さらにネット上でささやかれているのが、ノジコが名前を〝誤読〟した可能性だ。ナミの名前は、作中の手配書で「NAMI」と表記されている。しかし赤ん坊として放置されていたナミが、「私はアン」を意味する「I’M AN」という名札をもっていたとしたらどうだろう。当時のノジコが名札を逆から読み、「NAMI」と誤解した…という説が成り立つはずだ。

ナミの正体については、これまでも「古代兵器ウラヌス」説など、さまざまな仮説が唱えられてきた。その中でも「ロジャーの娘」説は、かなり信憑性が高いように思われる。今後、ナミの出自が掘り下げられる日を期待して待とう!

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ

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