『エヴァンゲリオン』信者はめんどくさい? 考察厨を嫌悪するライトファンたち…

 

『新世紀エヴァンゲリオン』(漫画:貞本義行、原作:カラー/KADOKAWA/角川書店)

1995年から1996年にかけて放送され、社会現象を巻き起こしたアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』。一時はブームが落ち着いたものの、続編にあたる『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズによって、ふたたびエヴァファンは活気を取り戻した。しかしその一方、ネット上では「信者がめんどくさい」という風評も広まりつつある…。

とくに最近物議を醸したのは、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開延期をめぐる信者の声だ。同作は四部作で構成された「新劇場版」シリーズの完結編にあたり、当初は昨年6月27日に公開される予定だった。しかし4月の緊急事態宣言を受けて、公開を延期。今年1月23日に公開日が変更されたが、ふたたび新型コロナの影響で延期となった。

度重なる延期に対して、通常のコンテンツであればファンから不満の声が飛び交うだろう。しかし「エヴァ」シリーズの場合には事情が違った。ネット上では《AKB特典商法をやりまくって、コロナ禍に人を大量に集めている『鬼滅の刃』とは違いますね》《コロナの状況を考えての再延期は素晴らしいと思う。情勢そっちのけで上映場所増やしまくって、「歴代1位ですよ凄いでしょ」とか言ってる滑稽な映画と大違いですね》などと、興行収入歴代1位に輝いた『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を貶し、「エヴァ」を褒めたたえる声が相次いでいるのだ。

公開日にも意味がある…? 信者のトンデモ考察!

また、公開日に重要な意味があるのでは…と考察する声も。ファンたちは当初の公開予定日が〝1月23日〟だったことから、数字の123という並びが重要な意味を持っていると推理。今後の公開予定日が12月3日になるのではないか…と推測していた。

大いに盛り上がるコアなファンたちに対して、ライトなファンからは《そんなわけないやん。公開日なんて配給側のさじ加減だろ。いくらなんでも深読みしすぎ》《これだからエヴァ信者はめんどい》《深読みしすぎじゃない? もはや作品の内容関係ないし、だから何?って感じがすごい》などと呆れ声があがっている。

「エヴァ」シリーズは元々、設定などがわかりにくいことでお馴染み。何度も繰り返し見て、自分なりの理解を深めていくというファンが多く存在する。とくに「新劇場版」シリーズ3作目の「Q」が謎めいたストーリーだったことから、考察合戦が加速。今の「新劇場版」シリーズについては、ファンの数だけ持論があると言ってもいいほどだ。現在のトレンドである『鬼滅の刃』が、キャッチーでわかりやすいストーリーをウリにしていることを思うと、正反対の作風だと言える。

「鬼滅の刃」は子ども人気も取り込み、未曽有の大ヒット作となったが、「エヴァ」完結編は一体どれほど売上を伸ばせるのか…。公開の日を楽しみに待ちたい。

文=大上賢一
写真=まいじつエンタ

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