アニメ『名探偵コナン』史上最高の狂気回! 実は脚本が“ボーボボ”の人だった…

 

『名探偵コナン』1巻(青山剛昌/小学館)

2月13日に放送されたアニメ『名探偵コナン』(日本テレビ系)の第997話「スマイルの里の陰謀」。このストーリー展開があまりにも強烈だったようで、視聴者たちを騒然とさせている。

第997話は、江戸川コナンが超高級老人介護施設『スマイルの里』に招待されたところからスタート。そこには少年探偵団のメンバーたちが揃っており、施設に入居するおばあさんたちの姿も。4人のおばあさんは少年探偵団の熱烈なファンらしく、アイドル応援用の〝名前入りうちわ〟を持ってお出迎えする。

十分に謎めいた展開だが、今度はコナンたちの前に、〝タンゴ理事長〟と〝ワルツ事務長〟という強烈なキャラクターが現れる。2人は終始不気味に口角を上げながらニタニタと喋り、裏では陰謀を話しながらダンスするなど、とてつもなく濃いキャラクターだった。他にも、おばあさんが入れ歯で腹話術をするシーンや、飛行装置を使って空を飛ぼうとする謎のシーンなどカオスな展開が続々と登場する。

終盤では、タンゴとワルツに騙されかけていたおばあさんたちを救うために、コナンがキック力増強シューズを発動。「そうはさせねえ!」と言いながら、彼女たちの前にあった机をサッカーボールによって吹き飛ばす。すると机はだだっ広い草原を猛スピードで横切り、粉々に砕け散っていくのだった…。

アニメ『コナン』歴代最高峰の狂気!?

異常なサッカーボールの威力に、視聴者からは《ここだけ見ても絶対コナンって分からない》《何回見ても何が起きてるのかわかんねぇ…》《監督の頭が吹っ飛んでるよ》といったツッコミが続出。また、ストーリーやキャラクターといった全てがカオスだったため、《歴代でトップクラスに頭おかしい話だった》《何でたまに狂気じみた回あるのか、コナン…》《ドローンに飛ばされる回よりヤバい話があったのかwww》などの反響も巻き起こっている。

アニメ「名探偵コナン」は、時に様子のおかしな回が登場することでお馴染み。そうした回は、いずれもぶっ飛んだギャグに定評のある脚本家・浦沢義雄が担当したものばかりだ。たとえば2019年6月放送の第943話『東京婆ールズコレクション』は、もんじゃ焼きにキャベツの芯を入れて殺そうとした犯人を捜すストーリー。同年9月放送の『昆虫人間牧場』は、サブタイトルからすでに〝異質〟な雰囲気を漂わせていた。

浦沢は不条理なストーリー展開で伝説となったアニメ『人造昆虫カブトボーグ V×V』や、シュールギャグアニメ『ボボボーボ・ボーボボ』などを手掛けてきた脚本家。「コナン」はその手腕を堪能できる貴重な作品となりつつある。

浦沢が脚本を担当する回は、ごくまれにしかやってこない。視聴者は心の奥底で、彼の脚本を待ち望んでいるに違いないだろう。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ

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