『カイジ』新展開が“斜め上”すぎる! 読者も困惑「ハンチョウ読んでるみたい」

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血沸き肉躍るようなギャンブルを描き、多くの読者を熱狂させてきたマンガ『カイジ』。現在は最新シリーズとして『賭博堕天録カイジ 24億脱出編』が描かれているのだが、その展開をめぐって賛否の声が巻き起こっている。

※『賭博堕天録カイジ 24億脱出編』最新話の内容に触れています

「24億脱出編」は、24億円という大金を手に入れたカイジが帝愛グループからの逃走劇を繰り広げるストーリー。2月15日発売の『週刊ヤングマガジン』では、最新話となる第378話「翻意」が掲載された。

これまでカイジは帝愛の人間に役所を見張られていると考え、住宅を借りられないと思い込んでいた。しかし不動産屋である石高の情報によって、転出届を郵送してもらえることを知る。そして車中泊の日々を続けるつもりだったカイジは、方針を変えて「物件探し」を始めるのだった。

絶対に見つからない隠れ家を確保するため、念入りな調査を行うカイジたち。さまざまなポイントを押さえつつ、物件を絞り込んでいく──。

果てしなく続くかと思われた逃走劇が、ついに新たな局面を迎えることに。「物件探し」をテーマとしたマンガは珍しいため、否応なしに期待が高まってしまう。

本編がスピンオフに染まりつつある?

その一方、「物件探し」というどこか緊張感に欠ける展開に、一部の読者たちは拍子抜けしてしまったようだ。ネット上では、《カイジたち、緊張感がなさすぎるのでは…》《うーん、ここにきて家探しか…そもそもチャンとマリオは国に帰る気ないの?》《今度は物件探しマンガになってて笑う》といった声が上がっている。

また、「カイジ」のキャラが生活の知恵やライフハックを説くという展開に、スピンオフ作品『1日外出録ハンチョウ』を思い浮かべる人も。《スピンオフの影響を受けてるとしか思えない》《明らかに作風が寄ってるし、もはやハンチョウ読んでるみたい》といった指摘が目立つ。

「24億脱出編」では緊張感のあるカーチェイスなどが描かれてきたが、最近は平和的な展開が続いている。前話でも、カイジが動物を性の対象とする〝モンスター〟である…という疑惑が解消されたばかりだ。スリルに満ちた展開を求める読者たちは、徐々に不満を溜め込んでいるのかもしれない。

カイジがどれだけ理想的な家を手に入れたとしても、帝愛の人間がそう簡単に見逃すとは思えない。時間が経たないうちに、ふたたびピンチが襲いかかってくることは間違いないだろう。どんな展開で読者の予想を裏切ってくれるのか、期待して見守ろう。

文=猿田虫彦

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