『サザエさん』フネの“良妻賢母”発言が物議!「子どもに見せたくない」

(C)PIXTA

2月21日に放送された、アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)の内容が物議を醸しているようだ。

この日に放送されたのは、『迷わないワカメ』『お母さんを探して』『姉さんは、おせっかい』の3本。話題になっているのは、中盤で放送された『お母さんを探して』だ。

カツオが学校から帰ると、いつも縫い物をしているフネの姿がなかった。カツオはサザエに聞くが、「どこへ行こうがいいでしょ」とそっけない態度。カツオはいつもの場所にフネがいないので、どこか落ち着かない。

実は、フネは隣の家でお喋りしているのだが、サザエはカツオが邪魔しに行くと思い、教えなかったのだ。だがカツオはフネを探しに外に出て行ってしまう…。

話題になっているのは、エピソード終盤のシーン。カツオは、家で縫い物をしているフネに「お母さん、女性に生まれてきてよかったと思う?」と質問する。するとフネは「良妻賢母で愛嬌が良くって切り盛りがうまくて、お料理が上手で、おまけにお裁縫が上手」「こんな母さん、男にしたらもったいないよ」と自信満々に話すのだった。

フネのセリフは現代的価値観だと時代錯誤…?

このセリフに一部の視聴者からは、《見てて胸焼けした。サザエさんはもはや時代劇だけど、自分に子どもがいたら見せたくないなぁ》《フネさんが自分の事を良妻賢母って冗談ぽく自慢してたけど、今時このネタで、笑えない感じがするんだけど》《こんな内容、令和の時代に日曜日の夕食時に全国に流して大丈夫ですか?》《あまりの昭和ジェンダーロールに箸が止まる》《昨今の情勢だと炎上するような質問やな、女に生まれてきてよかった?って》といったクレームが殺到している。

しかし一方で、《サザエさん見てたら、フネさんがすっごく素敵なことを言ってた》《フネさん自己肯定感高くて羨ましい…》《カツオすごい。昨今のジェンダー事情を鑑みた発言かもしれない》《良妻賢母発言がどうたらとか、別にどうでもいい。みんなフネを頼ってて、やっぱりフネは縁の下の力持ちとして家族支えてるのか~くらいにしか見えない》という声も少なくない。

最近、同じようなネタでは、アニメ『鬼滅の刃』第2期〝遊郭編〟の放送が決まり、子どもに人気のアニメで遊郭を取り扱うのは「不適切」だとして炎上する騒ぎにも発展していた。

昭和のよき時代を放送し続けている『サザエさん』。〝とある時代の価値観を映す〟という作風としては、ある意味正しい描写なのかもしれない。なんでもかんでもジェンダーの棍棒を振り回すと、作品そのものの価値がなくなってしまうように思える。

文=大上賢一

【画像】

Benzoix / PIXTA

【あわせて読みたい】