『エヴァ』に登場する大人の「イラっとくる台詞」3選! シンジくんがかわいそう…

『新世紀エヴァンゲリオン』(漫画:貞本義行、原作:カラー/KADOKAWA/角川書店)

『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズを子どもの頃に見ると、碇シンジのうじうじした態度に苛立つもの。しかし成長してから見ると、大人たちの理不尽な態度にイライラさせられてしまう…。今回はそんな『エヴァ』の中から、「もっともイラっとくる台詞」をピックアップしていこう。

まず1つ目は、『ヱヴァンゲリオン新劇場版:Q』に登場する葛城ミサトの台詞「あなたはもう何もしないで」。同作では前作『破』から14年後の世界が描かれているのだが、14年ぶりに起きたシンジくんは状況が飲み込めずに右往左往。なぜかミサトさんは「ヴィレ」という謎の組織で指揮を執っており、シンジくんは「ニアサードインパクト」を起こした張本人として周りから白い目で見られてしまう。

そんな中、敵がやってくるとシンジくんは律儀にも出撃しようとするのだが、ミサトさんからは「あなたはもう何もしないで」という冷たい台詞が。『破』のころは「行きなさいシンジくん! 誰かのためじゃない! あなた自身の願いのために!」などと鼓舞していたのに、あまりにも理不尽である。

他にもミサトさんは過去の作品でも、「今ここで何もしなかったら、私許さないからね。一生あんたを許さないからね」と脅迫まがいのことを言ってシンジくんをエヴァに乗せようとしたり、かなり自分本位な台詞が多い。エヴァのイラっとくる台詞ランキングを作ったら、ミサトさんの台詞が上位を独占しそうだ。

ミサトさんだけじゃない! ヤバい大人たち

2つ目の台詞はシンジくんの毒親・碇ゲンドウの「お前には失望した」。テレビ版の19話に出てくる台詞だが、エヴァに乗ろうとしないシンジくんに向けて言い放たれる。ここにいたるまでの経緯がひどいもので、まず鈴原トウジが搭乗するエヴァが使徒に乗っ取られ、親友のシンジくんは戦うことを拒否。しかし、ゲンドウがダミーシステムで強制的に戦わせ、トウジは左足を喪失。こんな目にあったら14歳のシンジくんでなくても、エヴァに乗らなくなるのは当然だ。

3つ目は赤木リツコがテレビシリーズ第2話で言った台詞「今は歩くことだけ考えて」。エヴァに初めて乗ったシンジくんへの指示だが、リツコに従った結果、初号機は使徒の目の前で転んでしまう。ぶっつけ本番なら、せめて使徒とは別の方向に歩かせるべきではなかっただろうか…。作中では理論派データキャラのリツコさんだが、エヴァが使徒に浸食されている時もなぜか気付かなかったりと、うっかり屋さんな部分も多い。そして大体そのツケは、シンジくんなど前線で戦う子どもたちが払うことになる。

「大人としてそれはどうなの?」と突っ込まざるを得ない、『エヴァンゲリオン』の大人たち。今後公開される予定の最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』では、格好いい大人たちの姿を見ることができるのだろうか。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ

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