『シャーマンキング』チョコラブの“デザイン変更”が物議! ポリコレ配慮は悪手なのか?

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武井宏之による大人気漫画が原作のアニメ『SHAMAN KING』(テレビ東京系)の追加キャストが発表された。作中で人気の高いチョコラブ・マクダネルの登場が明らかになったのだが、そのキャラクターデザインが物議を醸している。

今年の4月から放送予定の『SHAMAN KING』。チョコラブ役の声優は、過去のアニメと同じ、くまいもとこが演じると発表された。くまいは公式サイトに《様々な国籍、人種、宗教を超えて、たくさんの魅力的なキャラクターが活躍し、戦いを通して共にシャーマンキングを目指す… これだけでも、既に胸熱ではないでしょうか》というコメントを寄せている。

放送まで期待が高まるが、注目を集めたのはチョコラブのキャラデザ。原作や過去のアニメでは、唇が厚かったのだが、今回のアニメでは、その特徴がなくなっていたのだ。

チョコラブのキャラデザ変更に賛否

この変更に、ネット上からは《唇うっす》《あのタラ唇が良かったのに》《誇張表現がアウトなんか》《原作通りのデザインにしてほしかった。創作物と現実を混合しないでほしかった》《俺らのチョコラブを返せ》といった苦言が大量に寄せられている。

しかし一方で、《このチョコラブめっちゃかわいくないか?》《チョコラブ新デザイン、不評多いみたいだけど私は好き》《チョコラブの唇が消えたのは残念だけど、くまいさん続投だし、今作るなら納得》《チョコラブの唇の件でキレてる人いるけど、逆に外国の漫画でアジア人キャラだけ出っ歯で一重の吊り目だったら不快でしょ。それを価値観って呼べんの怖いわ》といった声も続出していた。

これまでもアニメや漫画で、キャラデザが変更されたキャラは多い。『サイボーグ009』に登場する008も分厚い唇が変更されている。また、『ドラゴンボール』のミスター・ポポ、『ポケモン』のルージュラ、『ワンパンマン』の超合金クロビカリなどなど、褐色の肌に厚い唇が描かれたキャラは物議を醸してきた。

さらに、2017年の大みそかに放送された『ガキの使い! 大晦日年越しSP絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!』(日本テレビ系)も注目を集めた。『ダウンタウン』浜田雅功が、映画『ビバリーヒルズ・コップ』に登場するエディ・マーフィに扮するため黒塗りメイクで登場したのだが、炎上騒動に発展している。

非常にセンシティブな話題だが、〝センシティブだ〟と避ける方が、どこか居心地が悪い。ただ一つ言えるのは、チョコラブはデザインが変わろうが、彼のアイデンティティが変わらない限り、彼は彼であり続けるということ。キャラの核になるのは、見た目ではなく、どこか別のところに本質がある。キャラデザの変更に文句を書き連ねている層は、チョコラブを使って〝ポリコレ叩き〟の波に乗りたいようにしか思えないのだ。

4月放送の『SHAMAN KING』を、チョコラブの過去エピソードが描かれることも含めて楽しみに待ちたい。

文=大上賢一

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