今の『ジャンプ』は展開が早すぎ? 物語が進まない野球漫画に苦言殺到

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3月8日に発売された『週刊少年ジャンプ』14号に、『クーロンズ・ボール・パレード』第4話が掲載。まだまだ野球をしない展開に、『ジャンプ』ファンはしびれを切らしているようだ。

同作は、原作・鎌田幹康、作画・福井あしびが手掛ける野球漫画。主人公の小豆田玉緒は、甲子園常連の『白凰学院』野球部に、捕手として入部することを夢見ていた。しかし、入部試験は不合格。すると試験で出会った天才投手・龍堂太央から、「一緒に野球をしよう」と誘われるのだった。

第4話では、『黒龍山高校』野球部として、小豆田と龍堂、2人をスカウトした黒滝かりんが、4番候補の剣義鷹を野球部へ勧誘しにいくことに。おもちゃ屋で働いている剣をスカウトするのだが、彼は「野球をするつもりはない」と断る。しかし、小豆田と龍堂は剣の言葉は〝嘘〟だと断言。なぜ剣が嘘をつき、野球をやめたのか探ることになった。

最近の『ジャンプ』とは合わない作風?

試合どころか、バットやボールすら握らない展開に、読者からは《1人目から数週かかりそうなパターンだな》《2話から4話まで、試合どころか1プレーすら野球してないのほんとヤバい》《冒頭の30分前行動の描写とか、調査してまわる場面とか、いちいちそれいる?って描写が多すぎてダレる…》《個人的には時間かけてもいい派だけど、それよりも話が淡々と進んでくのはあかん》《「野球をやめた理由とは…?」みたいな引きされても、どうせ加入するんでしょ?ってなるから、その辺のドラマに関心が持てないの致命的》といった苦言が続出している。

仲間集めはスポーツ漫画の王道展開と言えるだろう。しかし昨今の『ジャンプ』人気作品は、『鬼滅の刃』や『チェンソーマン』、作者の芥見下々があと2年ほどで完結させると明言した『呪術廻戦』など、物語の展開が早い漫画が多い。加速している『ジャンプ』のスピード感とスポーツ漫画の王道展開は、特に相性が悪いのかもしれない。

過去には『LIGHT WING』や『少年疾駆』、『フープメン』、『ROBOT×LASERBEAM』など、数々のスポーツ漫画が『ジャンプ』から生まれ、日の目を見ずに終了してきた。ここ最近は『ハイキュー!!』や『黒子のバスケ』といったスポーツ作品の名作が生まれたが、野球やサッカーというジャンルからは長期連載の作品が生まれていない。

打ち切り漫画の中には、「長期連載になっていれば面白かったかも…」と囁かれる作品も多い。今の〝時流〟と〝自分たちのやりたいこと〟を両立させるのは難しいものだ。しかし、その2つを上手く織り交ぜることができれば、名作として語り継がれる作品が生まれるかもしれない。

文=「まいじつエンタ」編集部

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