『ONE PIECE』から4連続で死の話…『ジャンプ』14号が地獄すぎる!

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友情・努力・勝利の三本柱でお馴染みの漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』。以前は熱いバトルや人間讃歌を描いた作品が看板を飾っていたが、最近の「ジャンプ」には〝ある変化〟が生じているようだ。

読者をザワつかせているのは、3月8日に発売された「ジャンプ」14号。巻頭から『ONE PIECE』、『呪術廻戦』、『僕のヒーローアカデミア』、『Dr.STONE』と人気連載の最新話が掲載されたのだが、その内容が「地獄すぎる」として阿鼻叫喚を巻き起こしている。

※『週刊少年ジャンプ』最新号の内容に触れています

まず「ONE PIECE」に関しては、ヒョウじいと呼ばれるキャラクターが命の危機に。彼は疫災弾(ウイルス兵器)の影響で、全盛期だった〝花のヒョウ五郎〟の姿を取り戻す。しかし、それは寿命と引き換えに手にした力であるため、暴走し始めたら「おれの息の根を止めろ」と部下に懇願するのだった。

また「呪術廻戦」では虎杖悠仁と乙骨憂太のバトルが繰り広げられていたが、そこで虎杖は致命傷にしか見えない傷を負うことに。「僕のヒーローアカデミア」では緑谷出久が夢の中で歴代の「ワン・フォー・オール」継承者たちと語り合うのだが、その内1人が自分が死んだ際の状況を語り出す。

極めつけは「Dr.STONE」。最新話ではコハク・司・氷月といった主要キャラたちが、敵集団のまっただ中で激戦を繰り広げる。その結果、全員が致命傷を負い、絶望的な雰囲気の中でエピソードが終了することに…。

濃密な〝死〟の気配に満ちたエピソードが4連続で展開された、今週の「ジャンプ」。ネット上では《今週もジャンプが生き地獄》《4連続で死をほのめかす話をするな! 月曜やぞ》《な…なんですか!? ドクストまでジャンプの地獄製造勢力に取り込まれ始めたんですか!?》《今週のジャンプは地獄のフルコースだな》《今週の週刊少年ジャンプが地獄すぎてしんどみが辛い》《今週はドクストが地獄絵図なの? いつからジャンプは地獄絵図連載誌になったの?》といった声が飛び交っている。

大ヒットマンガのトレンドは「地獄」?

もともと「呪術廻戦」や「僕のヒーローアカデミア」は、2021年2号で第一部が完結した『チェンソーマン』と合わせて、「闇が深いマンガ」の三銃士と見なされていた。

「呪術廻戦」の場合は、呪術師と呪霊が全面戦争を繰り広げる「渋谷事変」にて闇が深まった模様。人気キャラに次々と悲惨な運命が降りかかり、虎杖の心を蝕んでいった。また「チェンソーマン」も終盤の展開にて、主人公・デンジのメンタルが追い詰められていく様が印象的だ。

同様に、「僕のヒーローアカデミア」では轟炎司ことエンデヴァーが作者の寵愛を受けることに。これまでの人生で積み重ねてきた〝業〟が、一気に降りかかる展開となっていた。

その他、コミカルなイメージのある「ONE PIECE」も「ワノ国編」ではかなりシリアスな展開が続いている。短期間で次々と死者が描かれており、伝説の侍・光月おでんが精神的な辱めを受けるシーンもあるため、上記の三銃士に加わってもおかしくないほどだ。

つらく耐え忍ぶような展開が続いてこそ、それを切り抜けた際のカタルシスが倍増するもの。「ジャンプ」人気連載たちの今後を見守っていこう。

文=猿田虫彦

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