『ヒロアカ』アンチ憤死!? デクにまつわる長年の大論争がついに決着!

『僕のヒーローアカデミア』29巻(堀越耕平/集英社)

シリーズ累計3000万部を突破した人気漫画『僕のヒーローアカデミア』。3月8日に発売された『週刊少年ジャンプ』14号では、同作の核心に迫るような設定が明らかとなり、読者に大きな衝撃を与えたようだ。

※『僕のヒーローアカデミア』最新話の内容に触れています

死柄木弔たちと壮絶な戦いを繰り広げた後、病院で長い眠りに就いている緑谷出久。今回掲載された第304話『緑谷出久と八木俊典』では、夢の中で出久が歴代の「ワン・フォー・オール」継承者たちと会話を繰り広げていく。

まず四代目・四ノ森避影は、自らが40歳にして老衰で死んだことを告白。「結論から言うと、ワン・フォー・オールは最早 普通の人間には扱えない」と語る。実は〝個性〟を複数所有しながら生きることで、老衰しやすくなってしまうらしい。

しかし出久の頭には、1つの疑問が。それは先代の継承者・オールマイトが長期にわたってヒーローとして活躍していた…という事実だ。

疑問を口にした出久に対して、初代ワン・フォー・オールはオールマイトがもともと「無個性」だったことを指摘。すなわちワン・フォー・オールとは、「個性」を持たざる者こそ真価を発揮できる力だった。そして出久はオールマイトと同じく絶滅危惧種の「無個性」だからこそ、この能力の持ち主にふさわしいという…。

新たに明かされたワン・フォー・オールの設定に、ネット上では《オールマイトからデクへの継承は運命の必然だったんだな…》《デクが一番ベストな継承者だったという具体的な理由が出てきてホッとした》《OFA継承者についてはもうこれ以上デクに「譲れ譲れ」というコールは出ないだろう》《ミリオでもなく爆豪でもなくデクにしかできないことってのがアツい》《ミリオじゃなくてデクが継承する明確な理由がずっとほしかった、よかった》といった声があがっている。

デクvsミリオの「継承者」論争に終止符

これまで読者の間では、ワン・フォー・オールを誰が継承すべきかという議論が盛んに行われてきた。そこでデクの対抗馬としてやり玉にあがっていたのが、雄英高校のビッグ3である通形ミリオだ。

〝ルミリオン〟ことミリオは、学生でありながらすでにプロレベルで認められている実力者。相澤消太からは「俺の知る限り最もナンバーワンに近い男」と評されており、過去にはサー・ナイトアイが「やはり〝ワン・フォー・オール〟はミリオに継がせるべきだった」と告げたことも。

出久ではなく、ミリオが継承すべきだと考える人は多く、数年前から《ミリオとデクのどちらがOFAにふさわしいかは明白じゃないですか。もしオールマイトの次の平和の象徴を作りたいのなら、デクはミリオにOFAを譲渡するべきでしょうね》《もしミリオがOFAを継承していたら…とどうしても考えてしまう。もっと多くの人を救えたんじゃないか》《ミリオは無個性でも馬鹿強いけど、もともとデクは鍛えてすらいなかったし、OFAの継承者がデクである必要ないでしょ》といった議論が飛び交っていた。

かつては頼りなかったかもしれないが、出久は驚異的なスピードで成長を続けている。ワン・フォー・オールの理想的な〝器〟であることも明らかとなった今、出久は次世代のトップヒーローに最もふさわしい人物だと言えるだろう。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『僕のヒーローアカデミア』29巻(堀越耕平/集英社)

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