元祖サイコパス主人公!?『ドラゴンボール』孫悟空の「卑劣な行い」トップ10

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『ドラゴンボール』の孫悟空といえば、長年にわたって子どもたちのヒーローであり続けてきた大人気キャラクター。作中最強レベルの実力を誇るにも関わらず、その能天気で明るい性格によってあらゆる人間に好かれている…と言いたいところだが、実はインターネット上では「悟空の性格はサイコパス」といった意見が度々話題となっている。

国民的ジャンプ漫画の主人公に、一体どんな異常性があるというのか…。本稿では悟空のヤバさを物語るような「卑劣な行い」の数々を、海外の人気サイト『WatchMojo』が作成したランキングによって確かめていこう。

海外ファンが選んだ悟空の「卑劣な行い」トップ10

10位から4位までのランキングは以下の通り。

<10位>取引のために老界王神にブルマのいやらしい写真を渡そうとした
<9位>子どもの頃の夜泣きが原因でブロリーを怒らせた
<8位>絶対にチチとキスをしない
<7位>フリーザをフルパワー形態にさせた
<6位>ベジータにトドメを刺そうとするクリリンを止めた
<5位>度重なる女性キャラへのセクハラ行為
<4位>自爆寸前のセルを界王様の星に連れていき爆発させた

さて、気になる上位3つの内容はこちら。

<3位>家庭を省みない生き方そのもの
悟空は何よりも自分が強くなることを優先とするキャラ。チチや悟飯の相手をせず、すぐに修行に出かけ、まともに定職につかずフラフラしている。ブルマの出産に立ち会おうとしたベジータに修行を優先するよう勧め、挙げ句の果てに「おめえが産むわけじゃねえんだから別にいいじゃん」とあまりにも心ない一言を発したことも。この時、悟空は「悟飯も悟天も産まれたことさえ知らなかったぞ」と衝撃の事実を口にしていた。

<2位>全王に宇宙存亡の危機に関わる「力の大会」の開催を促した
作中世界に12ある宇宙の神々の頂点である全王。全王は宇宙が多すぎると考えており、レベルが低いものを滅ぼそうと考えていたが、悟空はそれぞれの宇宙を戦わせる「力の大会」を開催することを提案。これがきっかけとなり、宇宙存亡をかけたバトルロワイヤルが勃発することに…まさに戦犯と呼ぶべき行いだろう。

<1位>瀕死のセルに仙豆を分けて体力を回復させた
悟空は対等に戦いたいからという理由で、戦闘で疲弊したセルに仙豆を渡し、体力を回復させた。セルゲーム編では悟飯を無理やり超サイヤ人に覚醒させるためにセルと戦わせるなど、まさに卑劣な行為のオンパレード。そのあまりにも空気の読めない行いの数々に、クリリンやピッコロといった仲間までもドン引きする始末だった。

悟空の自由気ままな振る舞いに賛否両論

こうして見ると、やはり戦闘狂としての一面が悪い方向に働いている場面が多くランクインしているようだ。ランキング結果に対して、海外ファンからは《生まれた頃はもっと乱暴なんだよね、赤ん坊の時に頭をぶつけてて本当によかったよ!》《悟空はいっつも家族や仲間を犠牲にして強い敵との戦闘を優先するよね》《彼は本当にヒーローなのか? 分からなくなってきたよ》と強い共感の声があがっている。その一方、《まぁ、悟空だからなんでもするよ。それが彼だ》《どれだけ冷血な男でも、何度も世界を救ってくれてるんだから僕は許すよ!》などの苦し紛れの擁護派も。

実は悟空の異常性は作者も認めているところではあるらしく、2016年1月に発売されたインタビュー誌『ジャンプ流』では「悟空は友情なんてないですよ」と断言。さらにはジャンプの「友情・努力・勝利」という思想はダサいとまで発言していた。どうやら悟空の性格が問題アリに見えるのは、半ば意図的なものだった模様。

「友情・努力・勝利」のアンチテーゼとしての悟空…そう考えると、「ドラゴンボール」は近年のジャンプで流行っている『チェンソーマン』や『呪術廻戦』のような王道への逆張りをした作品の始祖だと考えることもできる。「ドラゴンボール」の未だ色あせない魅力、その要因の一つは王道漫画らしくない捻くれ感なのかもしれない。

文=富岳良

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