『ONE PIECE』最強キャラはエネルだった! 読み込めばわかる3つの明確な理由

『ONE PIECE』98巻(尾田栄一郎/集英社)

漫画『ONE PIECE』にはさまざまな能力をもったキャラクターたちが登場し、「誰が最も強いのか」という議論がつねに行われている。その中でも別格と結論付けられているのが、神と称されるエネルだ。

ご存知の通り、エネルは「空島編」におけるボスキャラのような存在。戦闘シーンでは、ルフィから「下の海には…もっと怪物みてェな奴らがうじゃうじゃいるんだ!」と軽んじられる一幕があったものの、この発言の信憑性は疑わしい。実際には間違いなく作中最強クラスの実力をもっているからだ。以下では、そんなエネルの強さを3つのポイントから考察していきたい。

エネルが最強である理由(1)「ピカピカの実の上位互換」

「ONE PIECE」に登場する能力者はいくつかのタイプに分けられるが、エネルはその内の「自然(ロギア)系」に属している。具体的には、自然界の中でも巨大なエネルギーを秘めた雷を自在に操る「ゴロゴロの実」の能力者だ。

天候の恐ろしさを知るナミは、エネルの能力を知った際に「人間が敵うわけないじゃない…!!」と驚愕。「悪魔の実」に知見が深いロビンも、無敵の能力の1つと評していた。

現実世界の落雷は、100ワットの電球90億個分に相当するパワーを持っていると言われるが、エネルの攻撃も超強力。また攻撃だけでなく、そのエネルギーを移動に使えるのも大きな強みだ。エネルは神の名にふさわしく、空中を光速で移動できる。

「光速の力」と聞いて、エネルとは別の能力者が頭に浮かぶかもしれない。海軍大将のボルサリーノ、通称〝黄猿〟も、自身の体を光に変えられる「光人間」だった。黄猿は目にも止まらぬ速さで移動し、瞬時に相手の懐に潜り込むことができる。それに加えて、光エネルギーで相手を攻撃することも可能だ。

光と雷、どちらも同様の攻撃手法を持っているため、互角なのではないかとも思えるが、それは大きな間違いだ。黄猿が自身を光に変えるのは移動のときだけで、攻撃の瞬間は生身の体になっているのが欠点。しかしエネルは攻撃の時も雷状態を維持することができるため、より隙がない能力だと言える。

また、以下で説明する通り、エネルは「マントラ」という危機回避能力も併せ持つ。覇気などの設定を度外視すれば、エネルの能力は黄猿の上位互換と言えるだろう。

エネルが最強である理由(2)「見聞色(心網)のカバー力」

エネルは「空島の唯一神」として君臨していた男であり、巨大な空島に住む住民は誰一人彼に逆らえずにいた。それはエネルが雷の力をもつだけでなく、非常に強力な見聞色「心網(マントラ)」によって全域の動向を感知できたからである。

エネルはマントラで人々の動向を察知し、雷の力を応用して電波を受信することによって住民の会話を盗聴。不穏な動きがあれば粛正することで、空島に住まう人々の心を恐怖で掌握していた。

また、エネルの常識外れに研ぎ澄まされた見聞色は攻撃を事前に察知することも可能。ルフィが渾身の「ゴムゴムの銃乱打(ガトリング)」を放った際に、両腕を掴んで止めるシーンも存在する。

さらに、マントラがカバーできる範囲の広さにも注目するべきだろう。見聞色の覇気を使うキャラクターは多くいるが、その範囲は精々自身が戦っている場所の周囲のみ。ところがエネルは、空島全体という非常に広い空間をカバーできるのだ。

もしエネルが地上界に降り立ち、海上で他の敵と戦ったらどうなるか。「悪魔の実」の能力者は、いずれも海に弱いという設定がある。弱点を突きたいところだが、猛者たちの不意を突くのはなかなか容易なことではない。しかしエネルなら、マントラによって圧倒的なアウトレンジから相手の行動を読み取り、雷によって船ごと沈めてしまうことができる。おそらく相手は、エネルを目視することすらできずに壊滅していくだろう。