『進撃の巨人』OP曲も海外ファンに大ウケ! 世界中に信者が増える理由とは…

『進撃の巨人』33巻(諫山創/講談社)

昨年12月に放送がスタートしたTVアニメ『進撃の巨人 The Final Season』(NHK)。その人気は国内にとどまらず、今や世界中のアニメファンたちが大盛り上がりしている。さらに本編のみならず、同アニメの主題歌『僕の戦争』も大きな注目を集めているようだ。

「僕の戦争」は、ロックバンド『神聖かまってちゃん』が同アニメのために制作した新曲。「進撃の巨人」の世界観を再現したような幻想的なメロディーと意味深な歌詞によって、原作ファンから高く評価されている。

フルサイズ音源が2月22日にリリースされると、さまざまなチャートで無双することに。また、アメリカで最も権威のある音楽チャート『ビルボード』の「ワールド・デジタル・ソング・セールス」にて10位にランクインするという快挙も達成した。

YouTubeにアップされたノンクレジットOPの動画は、すでに3400万再生を突破。コメント欄にはさまざまな国のファンが集結しており、コメントの総数は約7万件以上に及ぶ。その内いくつかを翻訳してみると、《私は毎朝これを聞いています》《アニメ史上最もアイコニックなオープニングだ》《史上最高の朝のアラームだよ》《信じられないほど美しく、恐ろしい。今シーズンのオープニングにぴったり!》《138章を読んだ後にこれを聞いた私は、心の中で泣きました》《彼らは本当に才能の塊です》など、賛辞が鳴りやまない状況だ。

歌詞を深読みする海外オタクも

また同楽曲に魅了された海外ファンの中には、歌詞の意味を読み解こうとする人々も多い。イントロ部分のコーラスは歌詞が明らかとなっていないのだが、考察勢は「La vidas la la vi vi vida」というスペイン語だと解釈。英語の「Justice」も含まれるとして、「生命」や「正義」といったテーマを歌ったものだと深読みしていた。

一方で作詞・作曲を手掛けた「神聖かまってちゃん」のボーカル・の子は、動画配信サイト「ツイキャス」にて同楽曲の裏話について暴露。「Justice」と聞こえる部分は造語の「ラスティス! ラスティス!」だと明かし、スペイン語に聞こえる部分も真っ向から否定した上で「俺の10秒で考えた呪文」「いわば適当です」と暴露していた。楽曲の歌詞に関しては「そんなに深く考えてない」ということらしい。

深い考察を繰り広げていた海外ファンには申し訳ないが、実際はそこまで「進撃の巨人」とリンクした歌詞ではなかったよう。とはいえ楽曲を何度も聞き、深読みするほどの信者を生み出したのは、他でもない音楽の魔力だと言える。

言語や文化の違いをものともせず、海外のファンを熱狂させる「神聖かまってちゃん」と「進撃の巨人」。私たちは今、世界中の人々が1つにつながる奇跡を目の当たりにしているのかもしれない。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『進撃の巨人』33巻(諫山創/講談社)

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