『ONE PIECE』神回も! 大興奮したジャンプ漫画の「敵との共闘」3選

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『週刊少年ジャンプ』には、数々の名作バトル漫画が掲載されてきた。その作品に共通するのは、いつまでも記憶に残る魅力的な敵キャラたちの存在だ。とくに、最初はたんなる悪役だった敵が、その後味方として登場する…という共闘展開には、誰もが胸を熱くしてきたはず。

本稿では、そんな「ジャンプ」の王道ともいえる共闘シーンをピックアップ。3つの漫画から、読者人気の高い名エピソードを振り返っていきたい。

「インペルダウン」ではアイツらが仲間に…!

■表の顔は英雄、裏の顔は大悪党…『ONE PIECE』クロコダイル
まずは尾田栄一郎の人気漫画『ONE PIECE』から、ルフィとクロコダイルの共闘シーンをご紹介しよう。

クロコダイルといえば、作中屈指の人気を誇る「アラバスタ編」の大ボス。政府に公認された海賊「七武海」に属し、アラバスタ王国を裏で支配していた。その真の狙いは、一国が滅亡するほどの威力を持つとされる古代兵器「プルトン」を手に入れ、自身の軍事国家を築くことにある。壮大な野望を持ち、高いカリスマ性と狡猾さを兼ねそろえた傑物だ。

クロコダイルは自身の体を砂に変える「スナスナの実」の能力と圧倒的な知略によって、ルフィを二度も退けている。これほどの戦績を残した敵キャラは、長く連載が続く「ONE PIECE」世界でもそうはいない。

そんな憎たらしいまでに強力な敵キャラだったクロコダイルだが、ルフィに敗れた後は海底大監獄「インペルダウン」に投獄されることに。そこでルフィが「インペルダウン」に潜入したことから、因縁の再会を果たす。

クロコダイルは獄内でマリンフォード頂上戦争の情報を得ると、白ひげと再戦するために脱獄をはかる。その際に、一時的に利害関係が一致したルフィと強敵ひしめくインペルダウンを駆け抜けていく。

意外すぎる2人の共闘は、当時の読者に大きな衝撃を与えた模様。クロコダイル推しのファンも増えたようで、ネット上では《クロコダイルかっこいいよね。ルフィと共闘するとこほんとにすき》《インペルダウンでの共闘シーンめちゃくちゃ気に入ってる! 中でもとくに自分の推しのクロコダイルが最高に良い! 格好良すぎる》《インペルダウンからのルフィたちとの共闘っぷりはクロコダイル好きからしたら興奮物!》といった声があがっている。

■底が全く見えない強キャラ『HUNTER×HUNTER』ヒソカ
冨樫義博の『HUNTER×HUNTER』に登場するヒソカも、主人公との共闘エピソードが有名だ。ご存知の通り、彼は独特なビジュアルと、狂気じみた殺人の美学によって人気を博しているキャラクター。

自他ともに認める快楽殺人鬼であり、物語序盤の「ハンター試験編」では試験官ごっこを始めて受験者たちを殺していった。そもそも彼がハンターライセンスを取得しようとした理由は、「人を殺しても許されることがある」といったものであり、彼の異常性は疑いようがない。

またヒソカは主人公・ゴンを高く買っており、「成長して強くなってから殺したい」と彼なりの深い愛情を注いできた。ゴンとしては迷惑極まりないと思うが、この愛情は物語序盤から一貫しており、彼の執念深さが窺い知れる。

そんな両者が意外すぎる共闘を果たしたのが、「グリードアイランド編」だ。ゴン一行がゲームマスターの強者・レイザーとドッジボールで対戦する際、ヒソカは「ゴンへの愛情」以外、何のメリットもないのに助っ人として参戦した。試合中、デタラメな破壊力を誇るレイザーのボールを受け、手の指を骨折しながらもゴンの求める「完璧な勝利」に貢献。胸が熱くなる展開ではあったものの、随所で顔をのぞかせる変態性癖のデパートぶりは読者をドン引きさせていた。