『ゴールデンカムイ』実写企画が大不評!? 本編とのギャップに「空気読め」

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3月18日発売の『週刊ヤングジャンプ』16号に、人気漫画『ゴールデンカムイ』の最新話が掲載された。その一方、Web上では公式企画『青春カムイ』も新展開を迎えたのだが、本誌との温度差に耐えきれない人が続出しているようだ。

※『ゴールデンカムイ』最新話の内容に触れています

今回掲載された第272話『イポプテ』は、有古一等卒と菊田特務曹長の回想シーンから幕を開ける。2人はかつて日露戦争に従軍し、奉天会戦の激戦において修羅場をくぐり抜けた過去をもつ。

回想シーンの2人は重傷を負った身で、塹壕の中から丸い月を見上げていた。そこで菊田から話をするように促された有古は、「マキリを…作る練習をしたいです」と今後の夢を語る。

有古は父親からマキリの作り方を見せられて育ったが、出征前にはアイヌ文化に興味をもっていなかったそうだ。それでも父親は「いつか真似して作れるように」と、兵隊へ行った息子のためにマキリを作っていた。ところがマキリの製作は間に合わず、父親は亡くなってしまったという。有古はそうした事情について、後悔の涙を流しながら語っていく。

そこで場面は、現在へと移り変わる。有古は鶴見中尉がアシリパに尋問を行っている教会に踏み込み、鶴見一派と交戦状態に。アシリパをなんとか杉元佐一たちに受け渡すが、自身は逃げ遅れてしまう。そして偶然やってきた菊田は、有古が銃撃を浴びるシーンを目撃する…。

有古の壮絶な生き様を描いたエピソードに、多くの読者が心を打たれたようだ。ネット上では《今週のゴールデンカムイ、地獄すぎてアカン》《もう辛い。漫画読んで悔しくて泣いたの初めてだ》《今週のゴールデンカムイ色々な意味でしんどい…どうして…》といった感想が溢れかえっている。

本誌勢から「青春カムイ」に不満の声

タイミングの悪いことに、同日は公式企画「青春カムイ」の更新日でもあった。同企画は「ゴールデンカムイ」を応援するために始動した、学園青春ドラマのパロディーもの。「ゴールデンカムイ」にハマった高校生たちの青春模様が、ダイジェスト動画などによって描かれている。

3月18日には、YouTube上で「最終回」となるエピソードの動画が公開された。しかし、本誌がハードな展開を迎える一方、コミカルなネタ企画が進行していることに対して、違和感を抱く人も。一部の読者からは《ちょっと青春カムイ 空気読もうか》《本誌と青春カムイが噛み合ってねぇーーー》《公式…こんな時に青春カムイの宣伝出すのか? 空気読め? 本誌派は今荒みまくってる》《何が青春だ 本誌は地獄みたいな展開なのに》《青春カムイのコマーシャル、いい加減にして欲しい。このタイミングでTLに流すか? 普通。なに? ひょっとして、意図的に読者の神経を逆撫でしようとしてる?》といった反発が巻き起こっている。

そもそも「青春カムイ」は本編とは無関係なストーリーで、若者に人気のタレントを多く起用したプロモーションとなっていた。そのためファンの間では以前から反感がくすぶっており、《全くもって誰得なのか分からない》などと指摘されていたようだ。

「ヤンジャン」本誌では、ますます物語がドラマチックな展開を見せている。盛り上がりに水を差すような企画は、避けた方が無難かもしれない…。

文=猿田虫彦

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