『ONE PIECE』1007話に飛び交う考察! 復活の真偽を巡って“伏線”を検証するファン

『ONE PIECE』98巻(尾田栄一郎/集英社)

漫画『ONE PIECE』において、最高潮の盛り上がりを見せている「ワノ国」編。この章では伝説の侍・光月おでんが物語の重要なカギを握っていたが、最新話にて衝撃的なシーンが描かれることに。ファンの間ではおでんの存在をめぐって、さまざまな考察が飛び交っている。

※『ワンピース』最新話の内容に触れています

議論の発端となったのは、3月15日発売の『週刊少年ジャンプ』15号に掲載された第1007話『たぬきさん』だ。同エピソードではカイドウに敗北した赤鞘九人男の〝その後〟が描かれるのだが、ラストシーンにて予想外の展開に。彼らの主君であるおでんが現れ、「会いたかったぞ!!!」「ずいぶん歳をとったな!!」と言い放ったのだ。

おでんは約20年前の戦いでカイドウに敗れ、民衆の前で処刑された存在。本来ならばありえないはずの光景だったため、多くの読者に衝撃を与えている。

とはいえ、このシーンを鵜呑みにする読者ばかりではない。むしろネット上では、おでんではなく彼を真似た〝偽物〟だという説が目立っている。とくに有力なのは、カタリーナ・デボンによる変身ではないか…という考察だ。

デボンは「黒ひげ海賊団」のメンバーであり、「イヌイヌの実 モデル 九尾の狐」の能力者。別人に変身する力をもつようで、かつてはアブサロムに化けてゲッコー・モリアを騙したことがある。

なぜ今回復活したおでんの正体が、デボンだと囁かれているのだろうか。その理由はおでんのとっていたポーズにある。彼は手首を直角に曲げ、腰の部分に当てていたのだが、これはデボンがモリアと対峙した際のポーズとソックリだった。

しかしこのポーズは、デボンのオリジナルではない。おでんが過去編において、ほぼ同じポーズをとっていたこともある。ネット上では真偽不明の「デボン説」について、《おでんはデボンなのが一番しっくりくる。黒ひげはいつも決着前後にくる》《デボンの予想が多いけど、以前におでんがトキを助けた時に腰に同じ手の当て方してたな》《ていうか仮にデボンがおでんに化けたんなら、いつおでんの存在を知ったんだ?》《デボンは赤鞘を知らない、おでんに化けて赤鞘の前に来る意味がないから100%ない》といった白熱した議論が交わされている。

光月おでんは「本物」だという考察も…

「デボンが化けている」というもの以外にも、カン十郎の絵やオニ丸の変身など、偽物説にはさまざまなバリエーションがある。そんな中、おでんが本当に生きていたと信じるファンも多いらしい。

とくに一部のファンの間では、おでんの復活を示唆した〝伏線〟の存在が話題に。過去編ではおでんと白ひげことエドワード・ニューゲート、海賊王のゴール・D・ロジャーが一堂に会するシーンが存在する。その姿がルフィ・エース・サボの3人組と合致する…と囁かれているのだ。

問題の場面は、第585話でルフィが2人に自分の夢を語るシーン。そこでエースは額に白い湿布のようなもの、サボは鼻に絆創膏を貼っていた。そしておでんの過去編では、白ひげとおでんがまったく同じ場所に湿布と絆創膏をつけている。ここから読み取れるのは、各キャラが対応関係にあるということ。つまり白ひげとエースがすでに死亡しているのに対して、おでんはサボと同じように生き残っている…というメッセージだ。

もちろん以上の考察は、作中のワンシーンを切り取ったものに過ぎない。たんなる偶然や、作者・尾田栄一郎の気まぐれという可能性もある。一体おでんは生きているのか、それとも偽物なのか──。真相はすべて次回以降の「ONE PIECE」で明らかになるだろう。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』98巻(尾田栄一郎/集英社)

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