『ヒロアカ』“最終章”突入! 第1話セルフオマージュに悲鳴続出「つらい」

『僕のヒーローアカデミア』29巻(堀越耕平/集英社)

2014年の連載開始から、多くの人を虜にしてきた人気漫画『僕のヒーローアカデミア』。3月22日発売の『週刊少年ジャンプ』16号で物語がついに最終章へと突入し、ネット上で大きな反響を巻き起こしている。

※『僕のヒーローアカデミア』最新話の内容に触れています

最新話では、さまざまな思惑を抱えていたヒーローたちが、ついに社会と向き合うことを決意。物語は激動の展開を迎えていく。

緑谷出久がオールマイトから受け継いだ能力「ワン・フォー・オール」の存在は、これまで一部の人間にしか知らされていなかった。しかしヒーローの権威が失墜し、社会が混乱に巻き込まれる中で、オールマイトは全てを話すことを決断する。

またエンデヴァーは記者会見を開き、轟家のおぞましい過去について告白。「真実です」「お詫びの申し上げようもございません」と頭を下げる。そしてヒーローたちは、雄英を始めとしたヒーロー科の学校を「指定避難所」とすることを明らかに。一部の人々は〝先の見えない避難所生活〟を強いられることとなった。

その一方で、1年A組のメンバーたちには出久から手紙が届く。そこには「ワン・フォー・オール」がオールマイトから授かった力であり、その力を死柄木弔とオール・フォー・ワンが狙っていることが記されていた。

そしてラストページの見開きには、大きく雰囲気が変わった出久の姿と「終章開幕」というサブタイトルが。今後は〝終章〟として、出久が学校を去った後の物語が描かれていくようだ。

切ない別離とエモすぎる「演出」

出久が学園を離れるという予想もつかない展開に、多くの読者がショックを受けたようだ。ネット上では、《彼らの高校生活、まだ1年間しか見れていない…1人も欠けることなくクラス全員で高校を卒業してヒーローになっているところまで見届けたかったのに》《推しの目から光が無くなった…いまとても混乱しております》《先週は眩しすぎて泣いたのに今週悲しすぎて泣いてるが、緑谷出久の振り幅》《デクはホントに最高のヒーローになれるんか!? 最後のページ見たら不安しかねぇよ…》などと嘆く声が相次いでいる。

また、ラストページで出久は町を見下ろしながら「でっけー敵(ヴィラン)」という言葉を呟いていた。実はこのセリフは、第1話のワンシーンをセルフオマージュしたもの。物語の発端となるエピソードでも、出久は見開きでまったく同じ言葉を呟いていたのだ。

しかし、第1話では夢と希望に満ちたキラキラとした瞳だったが、今回の出久はどろんとした暗いまなざしとなっていた。その対比をめぐって、《今まであまり見ないデクの表情を見て悲しさしか出てこない。一話目のセリフの感情が真逆でそこもかなり切ないなぁ》《最終章のはじまりと1話のはじまりで同じ台詞使ってるのに、デクの表情が全然違くて対比がつらいっ! つらいですっ!》《出久の台詞、第1話と同じなのに表情が全く違くてつらい》といった感想も多く見られる。

物語の序盤は、ヒーローに憧れる少年が夢を叶えるために学園に入るストーリーだった。あの頃とは真逆の展開を迎えた終章、今後出久はいかなる光を見つけるのだろうか。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『僕のヒーローアカデミア』29巻(堀越耕平/集英社)

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