『呪術廻戦』五条悟と夏油傑の“絆”とは… 作者・芥見下々が明かした裏話に悶絶!

『呪術廻戦』15巻(芥見下々/集英社)

人気漫画『呪術廻戦』の作者・芥見下々が出演した『漫道コバヤシ』(フジテレビONE)の未公開トークが、3月19日にオンライン配信された。動画内では五条悟と夏油傑に関する意外な情報が明かされ、ネット上で大きな反響が巻き起こっている。

「漫道コバヤシ」未公開トークで、芥見は夏油がいつも着ている〝袈裟〟に言及。袈裟を着せた理由について、「嘘の団体を作る上で、信用を得やすいお坊さんの袈裟を着るのがいいんじゃないか」という発想があったことを明かす。その一方、当時の芥見は袈裟を調べた時に〝五条袈裟〟という種類があることを知り、「ちょうどいいんじゃないか」と採用したという。

原作読者にはご存知の通り、夏油と五条は学生時代を共に過ごした相方のような存在。道を違えた後も五条の名がつくものを夏油が着用していたという事実に、ネット上では《五条袈裟の話はあまりにエモすぎて心停止したわ…》《五条袈裟の話聞いてから五条と夏油を思うと泣く》《死ぬまでの10年、ずっと五条袈裟を自ら選んで着続けていたことになるのがやばいんですよ! そんなんお前!》《五条袈裟の話見たけどオタクの気持ちグシャグシャにされちゃった 五条と夏油尊いがすぎる》といった反響があがっている。

また、ファンの中には「五条袈裟」に秘められた本当の意味を読み解こうとする人も。そこで最も目立つ考察が、「夏油は五条に〝成ろう〟としていた」という説だ。

夏油は第78話『玉折-参-』で、呪術師しかいない世界の実現を「君にならできるだろ」と五条に語りかけていた。さらに夏油は「もし私が君になれるのなら、このバカげた理想も地に足が着くと思わないか?」と続けている。こうした言葉から、夏油は理想の世界を実現するため、五条になることを目指したのではないか、と推測するファンは多い。実際、夏油自身も袈裟を着ることをハッタリと表現しているが、これは「五条のようになるためのハッタリ」と取れなくもない。

五条も夏油に執着していた?

その一方、五条もまた夏油の存在を強く意識していた節がある。五条はもともと生意気で自己中心的な唯我独尊タイプだった。しかし夏油の死後、学生たちを教え導くという立場に変わっている。高専時代に見られた夏油の五条に対する態度や、後輩への面倒見の良さが、教師となった五条の振る舞いに重なる…というと考えすぎだろうか。

さらに五条の一人称も、「俺」から「僕」へと変化している。かつて夏油は五条に対して、一人称を「僕」にするよう忠告していた。五条はその場では「嫌なこった」と一蹴していたが、夏油を失ってから忠告を聞き入れたということになる。つまり敵対関係になっても夏油は五条を、五条は夏油を強く意識し続けていたということだ。

さまざまな描写から読み取れる2人の絆について、ファンの間では《やっぱり夏油傑は五条袈裟を纏うことで五条悟に「成ろう」としたし、五条悟は人を教え導く立場に着くことで、己の善悪の指針であった夏油傑で「在ろう」としたんだろうな…》《別々の道を歩んでもお互いになろうとしてた五条と夏油、エモすぎませんか?》《考え方は違えど、おんなじ人間になろうとしてたじゃないですか…やっぱり2人で1人…魂の片割れ…》といった反応もあがっていた。

作者の芥見自身は五条袈裟の詳細な意味を語らなかったが、あえてファンの考察にゆだねた部分もあったのだろう。裏設定を踏まえた上で原作を読み返せば、キャラクターたちの思わぬ一面を発見できるかもしれない。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ
■『呪術廻戦』15巻(芥見下々/集英社)

【あわせて読みたい】