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アニメ化や実写化によって、世間に大きなブームを巻き起こした漫画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』。作者の赤坂アカは同作と併せて、『週刊ヤングジャンプ』で『【推しの子】』の原作も務めている大人気作家だ。そんな赤坂が、とある配信で自身の年収を暴露し、ネット上を騒然とさせている。
話題となっているのは、3月18日にバーチャルユーチューバー・因幡はねるによる『全員アニメ漫画家! 大人気漫画家先生たちの裏話を聞いてみよう!#Cのから騒ぎ【因幡はねる / あにまーれ】』というタイトルの配信。赤坂の他にも『メイドインアビス』のつくしあきひとや『ブルーピリオド』の山口つばさといった人気漫画家たちが出演し、漫画制作の裏話などを明かしていった。
#Cのから騒ぎ 大人気漫画家編
3月18日(木)23時【出演】
つくしあきひと先生(メイドインアビス)
赤坂アカ先生(かぐや様は告らせたい/推しの子)
山口つばさ先生(ブルーピリオド)
黒瀬浩介先生(ゴブリンスレイヤー)
西義之先生(ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 pic.twitter.com/t1krBh962E— 因幡はねる💛🐰あにまーれ💛 (@Haneru_Inaba) March 16, 2021
赤坂は配信内で、〝ぶっちゃけいくら稼ぎましたか?〟という質問に対して「宝くじ1等何回か分」と返答。これに対して因幡はねるが「じゃあ赤坂先生いつでも(漫画家を)辞められますね?」と尋ねると、赤坂は「もう今すぐにでも辞めたいですね」とキッパリ答えてみせる。
大金を稼ぎながら漫画家を続ける理由については、「ちゃんと漫画を終わらせなきゃ、という義務感だけで描いてます」「気持ちとしては完全趣味になってますからね」などと説明。そして「もうちょっとだけ稼いで辞めたいなっていう気持ちもあるし」「3年後辺りには多分もう僕この業界いないんで」などと、冗談めかして〝引退〟をニオわせていた。
夢がありすぎる「大成功漫画家」の実情
驚きの収入を明かした赤坂に、ネット上では《そんなに稼げるんやな》《うらやましすぎて死にたい》《「宝くじ1等何回か分は稼いだ」とか、俺もこんなセリフ言ってみたい人生だった》《こういうのを見るとやっぱりマンガ家って夢あるなぁ》などと感嘆の声があがっている。
ちなみに赤坂はプライベートでは、VTuberや人気オンラインゲーム『Apex Legends』にハマっていることで有名。たんなるファンという立場を超えて、数多くの人気VTuberとコラボを行っている他、3月14日には大規模な「Apex」のイベントにも出場を果たしている。金銭面だけでなく、さまざまな意味で夢を叶えた成功者だと言えるだろう。もはや漫画業界に未練がなくなっていても、おかしくはない。
その一方で、赤坂の引退発言に複雑な心境を抱えている人も多い。古参ファンの間では、《インスタントバレットはもう書かないのかなぁって少し寂しくなった》《赤坂アカ、3年後は漫画業界を去るみたいなこと言ってたようだけど、インスタントバレットの後書きで「いつか絶対リメイクする」って言ってたこと忘れてない》と、打ち切りのような形で終わってしまった名作『ib -インスタントバレット-』の続編を渇望する声が見受けられた。
「かぐや様は告らせたい」以降、手掛ける作品が全てヒットしていると言っても過言ではない大人気作家。才能があるだけに、ファンはそう簡単には赤坂の引退を許さないだろう…。
文=大上賢一
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