アニメ『ポケモン』ポリゴン以外も犠牲者が!? 悲惨な扱いを受けたポケモン3選

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1997年の放送スタート以来、子どもから大人まで多くの人を魅了してきたアニメ『ポケットモンスター』(テレビ東京系)。初期に放送された「でんのうせんしポリゴン」にて、いわゆる〝ポリゴンショック〟事件が起き、それ以降アニメでポリゴンの出番がなくなったのはあまりにも有名な話だ。

しかし実は同アニメでは、他にも悲惨な扱いを受けてきたポケモンが数多く存在する。本稿では3匹のポケモンをめぐる、あまりにかわいそうな「不遇エピソード」をご紹介していきたい。

ポリゴンショックは波及していた…!

<その1>ポリゴンショックのもう1匹の被害者「ルージュラ」
ポリゴンショック事件には、もう1匹の被害者が存在した。それが、ひとがたポケモン・ルージュラだ。「でんのうせんしポリゴン」の後にルージュラが登場する話が放送される予定だったのだが、事件によってアニメそのものが放送休止に。ルージュラの登場回は半年以上も先延ばしになってしまった。

しかもルージュラが登場する回のタイトルは、「ルージュラのクリスマス」。元々の放送日は12月23日であり、クリスマスに合わせたストーリーだったが、延期のせいで10月に放送されたため、季節外れな内容になってしまう。

さらにこのエピソード、本来は第39話として放送される予定だった。ところが第64話の後の特別編に変更されたため、その時点ではサトシのヒトカゲはリザードンに進化、カスミのスターミーはパーティから外れていたにも関わらず、ヒトカゲとスターミーがパーティにいる状態になってしまい、話の辻褄が合わなくなっていた。

ルージュラの不遇は、それだけでは終わらない。肌の色が黒っぽく見えることから海外で〝人種差別的表現である〟と問題になり、黒から紫へとカラーチェンジされることに。アニメにおいても黒いルージュラが登場するエピソードは、海外では放送されていないらしい。

<その2>あくタイプより悪役イメージが定着した「スピアー」
野生ポケモンとしても、トレーナーが繰り出してくるポケモンとしても、アニメで悪役として登場することが圧倒的に多いのがスピアー。サトシ一行が森などでスピアーの大群に襲われるシーンは、何度も描かれている。しかもアニメのスピアーはハエのような羽音で飛ぶため、不快な思いをした人も多いだろう。

そんなスピアーにとって唯一の救いと言えるのが、メガシンカ形態が存在すること。しかし、アニメ劇場版『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ』では、メガスピアーが悪役として登場している。メガシンカしても悪役のレッテルからは逃れられなかったのだ。

アニメで〝悪いポケモン〟というイメージが強調されすぎたせいか、ゲーム『ポケモン超不思議のダンジョン』でも悪役として登場する羽目に。もともと「あくタイプ」のポケモンではあるのだが、ここまで扱いが酷いと思わず同情してしまう。