『ゴールデンカムイ』“黄金トリオ”が尊い… 作中屈指の名シーン誕生に涙

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大ヒット漫画『ゴールデンカムイ』の第273話『鶴見劇場』が、3月25日発売の『週刊ヤングジャンプ』17号に掲載された。主人公・杉元佐一の〝ダンディズム〟が存分に発揮されるエピソードとなっており、読者からは《杉元が優しくてかっこよすぎる》《世界一イイ男だよ…》と絶賛の声が相次いでいる。

※『ゴールデンカムイ』最新話の内容に触れています

前回のエピソードにて、アシリパは有古力松の活躍をきっかけとして鶴見中尉のもとから脱出。教会の外に出たところで杉元の運転する車が到着し、無事助け出される。しかしその刹那、アシリパが見ている前で有古は銃弾を浴びてしまう。

そして第273話では、現場を離れていく車中のアシリパが描かれることに。彼女は目の前で起きた出来事にショックを受けたうえに、後部座席にあった海賊房太郎の死体を発見する。そのまま崩れ落ちそうになったところで、すかさず動き出したのが杉元だ。

杉元はハンドルを握っていた手を片方だけ離し、運転席から腕を伸ばすとアシリパを支えるように抱きとめる。すると、アシリパは目を閉じながら杉元の腕をギュッと掴む。たったそれだけのやり取りから彼女は生気を取り戻し、近場にいた牛山に号令をかけるのだった。

2人のたしかな信頼関係を窺えるやり取りに、ネット上では《杉元がアシリパさん支えてるの真面目に泣く》《アシリパさんを支えた杉元の腕、安心できる大人の腕って感じで良かったな》《杉元がアシリパちゃんの手をギュッてしてくれたのがもうすごく良かった…ずっとアシリパちゃんの側にいてやってくれ…》《アシリパさんの杉元の腕をギュッ…すごくよい…》《杉元がアシリパさんの寄る辺になっている事がこんなにも嬉しい。この事実だけで2週間生きていけるわ》と感動の声が巻き起こっている。

さらに「黄金トリオ」の仲間がもう1人…

杉元とアシリパの支え合いが描かれた今回のエピソードだが、よく見ると陰ながら2人を支える名脇役が存在した。杉元がハンドルから片手を離した瞬間に、助手席に座っていた白石由竹がそっと運転をサポートしていたのだ。まるで、杉元がアシリパに腕を伸ばすのがわかっていたかのように…。

杉元とアシリパ、白石の3人は物語の初期から共に歩んできた黄金トリオ。ごく自然に以心伝心のやり取りを見せた彼らの姿に、《3人の関係性を如実に表したコマですごい好き。生き残って欲しい》《杉元がアシリパを支え、白石が舵を取る図。今までもこうやって来たんだよな…ってグッと嗚咽堪えた》と感じ入る読者が続出していた。

わずか数ページながら、濃密な人間関係が凝縮して描き出された名シーン。彼らがいかにして過酷な戦いを切り抜けていくのか、今後の展開も楽しみだ。

文=猿田虫彦

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