
『名探偵コナン』98巻(青山剛昌/小学館)
3月27日のアニメ『名探偵コナン』(日本テレビ系)では、大人気キャラクター・安室透がメインとなる『緋色の帰還』をデジタルリマスター版で放送。しかも今ではお目にかかれない激レアな安室の〝悪い顔〟も登場し、ファンたちが歓喜の声をあげている。
※アニメ『名探偵コナン』最新話の内容に触れています
この日は「緋色シリーズ」5部作を再構成したエピソードの内、「緋色の帰還(序章)」と「緋色の帰還(追求)」を放送。序章では杯戸小学校の教師・澁谷夏子が重傷を負う事件が発生し、彼女の親友でFBI捜査官のジョディが事件を追うことに。もちろんコナンも事件を探り始め、事件が発生した学校にはジョディだけでなく、目暮警部、高木刑事、FBIのキャメル、そして夏子からストーカー調査の依頼を受けていた安室が揃うこととなった。
また追求では、現場に集まった一同が総出で事件解決の糸口を探っていく。そこでは安室がFBIの2人に悪態をつき、さらにコナンが〝探偵〟と知っているかのような発言も。そんな意味深な行動の多い安室に対し、コナンは「安室の兄ちゃんってさ…。敵だよね? 悪い奴らの」と耳打ちする。すると安室は悪い表情を浮かべながら「君は少々、僕のことを誤解しているようだ」と睨みを利かせるのだった。
安室さん、警察の捜査には協力しているんだけど、ジョディ先生たちにはなんだか優しくないみたい…。
ねえ安室さん、安室さんって、もしかして…?
TVアニメ『名探偵コナン』デジタルリマスター版「緋色の帰還(追求)」
このあとすぐ! pic.twitter.com/HNrudB1auK— 江戸川コナン (@conan_file) March 27, 2021
初期安室のミステリアスさ炸裂!
現在では安室とコナンの間に信頼関係が築かれており、心強い味方という位置づけとなっている。しかし「緋色の帰還」は、安室が敵か味方かハッキリしなかった頃のエピソード。お互いに警戒しているせいか、安室もコナンへ意味深な発言や表情を浮かべていた。
女性ファンたちは、懐かしい〝悪い顔〟が放送されたことに興奮したようで、ネット上では《緋色シリーズは安室さんがマジで悪い顔するから好き》《悪い顔の安室さん懐かしいな》《悪い顔してる安室さんかっこええ~》《やっぱ何度見ても緋色は良い!「追求」はとっても面白い。安室さんすっごい悪い顔してるし笑》《最近ああいう顔あんまり見ないよね》《あんな、めっちゃ悪い顔されたら…。最高でしたwww》《安室さんの悪い顔は万病に効く》といった歓喜の声が続出している。
もしも安室が凶悪な敵だったとしても、こんなにもイケメンな表情を見せられては誰もがファンにならざるを得ないだろう。これからも同作の貴重なイケメン枠として、物語を彩ってほしい。
文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ
■『名探偵コナン』98巻(青山剛昌/小学館)