『ONE PIECE』のテンポが遅すぎる!? 進まない戦いに痺れを切らす読者たち

『ONE PIECE』98巻(尾田栄一郎/集英社)

3月29日発売の『週刊少年ジャンプ』17号に、『ONE PIECE』1008話が掲載された。衝撃の胸クソ展開で読者をザワつかせているが、同作が得意とする手法に批判的な声もあがっている。

※『ワンピース』最新話の内容に触れています

カイドウに敗れた後、天守裏にて目覚めた赤鞘九人男たち。1008話は、赤鞘九人男が20年前に死んだはずの主君・光月おでんと感動的な再会を果たすシーンによって幕を開けた。

大粒の涙を流しながら再会を喜ぶが、アシュラ童子は冷静に事態を判断する。現実を見ようとしない錦えもんの前で、アシュラはおでんに一太刀を浴びせるが、一切出血しない。逆におでんの刀がアシュラの身体を貫いたことで、おでんがニセモノであり、彼らの敵であることが確定してしまう。

そして場面が切り替わり、なんと首を切られたはずのオロチが復活していた。さらに、モモの助サイドでは、モモの助が遠くにいるはずのルフィが〝弱ってきている〟と察知する。そして、また場面が切り替わり、鬼ヶ島サイドに。そこにはルフィ、ゾロ、キッド、キラー、ローがおり、カイドウ&ビッグマムと対峙しているのだった。

このままでいいのか『ONE PIECE』!

『ONE PIECE』は、同時にさまざまな場所で物語を転がす手法が多い。1008話もその技法を使っているが、一部読者からは、《なんか毎週同じじゃないか?》《まだグダグダ戦ってるのか》《今のワンピ、『ドラゴンボールZ』くらい展開遅いんだが。早く敵幹部1人くらい撃破してくれ》《ここで絶対決着つかないのがクソ。また場面変わって、幹部とかナミ戦が先に終わるんだろ?》《カイドウとビッグマム倒すには、あと1年くらいかかるやろな…》《あのー、1000話から話進みましたか…?》《敵と向かい合ってドン!!でヒキの展開、何回やるねん。さっさと話進めろや》といった声が聞かれる。

『ONE PIECE』のひとつの山場になった〝マリンフォード頂上戦争〟は、毎週衝撃の展開が続き、比較的早いスピードで物語が進んでいったように感じる。また、さまざまな場所で戦いが繰り広げられていたが、基本的には同じ港の話。場所を変え、あちこちで小話を展開するわけではなく、大きな幹がひとつあり、そこへ向かって物語を進めていた。現在は四皇2人に、最悪の世代の船長3人が絡む超展開だが、正直に言うと頂上戦争ほどのワクワク感がない。

頂上戦争では白ひげやサカズキ、マルコやジョズ、ドフラミンゴ、ガープ、センゴクなど、初めて本格的な戦闘シーンが描かれたキャラも多い。そして、ミステリアスな部分が解き明かされる大きな仕掛けもあった。

グダグダな展開が続いている現在だが、作者の尾田栄一郎は昨年10月ごろ、ワノ国編について《さらに50倍面白くなるよ!》とコメントしていた。この発言を信じて、これからの展開に期待したいところだ。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』98巻(尾田栄一郎/集英社)

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