『ONE PIECE』サンジが“非戦闘員”に!? 冷遇&ヘタレ展開にガッカリ声…

『ONE PIECE』98巻(尾田栄一郎/集英社)

1997年の連載スタート以来、長きにわたって人気を博している漫画『ONE PIECE』。作中には膨大な数のキャラクターたちが登場し、ファンを魅了している。しかしここ最近、とある人気キャラの扱いをめぐってネット上で議論が勃発することに。「麦わら海賊団」の1人、サンジが〝冷遇されている〟という声が多数あがっているのだ。

サンジの扱いで最も問題視されているのは、戦闘シーンにおける活躍が減ったこと。「ONE PIECE」といえば、迫力のある必殺技や、臨場感あふれるアクションでキャラの格好よさを描き出してきた。

サンジに関しても、初期は「アーロン一味」のクロオビや、「バロックワークス」の幹部ボン・クレーなどと名勝負を繰り広げてきた。華麗な足技や俊敏な動きによって敵を翻弄する姿に、心を奪われてファンになった読者も多いことだろう。しかし、コミックス46巻から50巻にかけて描かれた「スリラーバーク編」のアブサロム戦以降、サンジは単独で幹部クラスの敵キャラを倒していないのだ。

サンジの活躍が見られないことに、ファンたちは《最近のサンジ、全然強い相手倒してないからジャックに勝てる気がしない。そろそろ四皇幹部くらい倒して株上げて欲しい》《女に当てられすぎて未だに2年間の成果がよく分からない。ガンガン覇気使って幹部クラスボコボコにして欲しいんだけど》《この後、大幹部クラスの誰かをボコらないとクソ情けない》といった不満をこぼしている。

サンジのヘタレ描写が加速している!?

戦闘シーンでの活躍が減っただけではなく、最近ではそれ以上にサンジ自身のヘタレさが強調されている。

「ONE PIECE」はシャボンディ諸島における「2年後の再会」が、物語の転機となった。当然読者たちは、さらに強くなった仲間たちの活躍を見られるものと期待していたのだが、サンジは思わぬ醜態をさらしてしまう。第609話『魚人島の冒険』にて、女性に抱かれたサンジは天に届くほどの鼻血を噴き上げ、出血多量で死にかけてしまう。

サンジはもともと煩悩にまみれたキャラ設定で、ギャグシーンで鼻血を出すことはよくあった。しかしここではシリアスな展開へとつながっており、麦わらの一味をピンチに陥れている。まさか戦闘能力ではなく、煩悩がパワーアップするなんて…とツッコミを入れたくなるファンも多かったのではないだろうか。

とはいえ、サンジは本来「料理人」という役職を授かっているキャラ。作者・尾田栄一郎としては、前線での戦闘はゾロやルフィといった専門職に任せて、後方でのサポートを担当させたいという意図があるのかもしれない。

腕っぷしによって相手をタイマンで倒すだけが、男のカッコよさではない。味方と協力して敵を打ち破るのも、それはそれで魅力的な活躍だろう。とはいえ、もし今後サンジが四皇の幹部クラスを相手に大金星をあげたなら、多くの読者が盛り上がるはず。一体どのような落としどころを用意してくれるのか、作者の手腕に期待したい。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』98巻(尾田栄一郎/集英社)

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