最強はゴレイヌさん!『HUNTER×HUNTER』の「初見殺しな念能力」トップ3

『HUNTER×HUNTER』36巻(冨樫義博/集英社)

『HUNTER×HUNTER』といえば、『週刊少年ジャンプ』を代表する大ヒット漫画。作中ではさまざまな特性をもつ「念能力」によって、迫力あるバトルが繰り広げられてきた。そこで今回取り上げたいのが、初見殺しの念能力。あまりにトリッキーかつ対応が難しいチート技の中から、独断と偏見にもとづいてトップ3を決めていきたい。

懐かしさすら感じる『HUNTER×HUNTER』の念能力

<3位>クラピカの「ジャッジメントチェーン」
まずご紹介したいのは、作中屈指の人気キャラであるクラピカの「ジャッジメントチェーン」(律する小指の鎖)だ。

クラピカの能力は、5本の指に「具現化した鎖」がはめられており、それぞれが固有の能力を発揮。ジャッジメントチェーンは、小指の鎖に相当する。能力としては、対象の心臓に具現化した鎖を巻き付け、あらかじめ定めておいた制約を破った瞬間に心臓を握りつぶす…という恐ろしいものだ。実際にクラピカは、この能力で「幻影旅団」のウボォーギンとパクノダを葬った。

ジャッジメントチェーンが強すぎると言われる理由は、まず相手の防御力を無視してダメージを与えられる点にある。心臓を鍛えることはできないため、常人離れした身体能力をもつ能力者たちにも効果は抜群だろう。

また、一度鎖を相手に付けるとクラピカの意志に関係なく、半永久的に作用する点も驚異的。クロロのように除念師を使う以外には逃れるすべがないため、大変強力だと言える。さらに、相手が破ってはいけない制約をクラピカが決められる点も利便性が高い。うまく使えばパクノダのようにその場で殺さず、自身の駒にすることもできる。

なお、巷ではよく勘違いされがちだが、ジャッジメントチェーンは相手が「幻影旅団」メンバーの時だけ使える能力ではない。「幻影旅団」限定なのは、あくまで「チェーンジェイル」(束縛する中指の鎖)のみ。実際にクラピカは自身の心臓にもジャッジメントチェーンを刺しており、その誓約によって能力を強化している。つまり、この念能力に弱点はほぼ存在しないということだ。

<2位>カミーラの「百万回生きた猫」(ネコノナマエ)
本誌で登場するとたちまち《この能力は強すぎる》と話題になったのが、カウンタータイプの念獣「百万回生きた猫」(ネコノナマエ)だ。能力の持ち主は、カキン帝国の第二王子・カミーラ。「百万回生きた猫」はカミーラの死後に発動し、攻撃してきた者の命をもって蘇生する…という何ともチートな能力だ。

念能力には「死後に強まる念」という設定が存在し、「百万回生きた猫」もその効力を利用している。だからこそ、「カミーラの蘇生」というけた外れの力まで持っているだろう。弱点としては、相手がカミーラを殺す気がなければ能力は発動できないという点が思いつく。しかし通常のバトルであれば、相手を再起不能にすることが勝利条件となるもの。初見で「相手を殺してはならない」と気づくのは至難の業ではないだろうか。

初見で対応することがほぼ不可能だと思われる能力に、ネット上では《死後強まる念最強はカミーラだよな》《あいつがメルエムに殺されてたらどうなったの?》《カミーラ強すぎだよな、あれ。本人の頭が悪いから良かったけど》といった声が見受けられる。

ちなみにこの能力はカキンの王子それぞれに与えられている念獣ではなく、カミーラ本人の能力。彼女は傍若無人で自己中心的な人柄だが、念能力者としてはかなり卓越した領域にいると言えよう。