新作映画『SLAM DUNK』で描かれるのは山王戦!? 旧アニメとの折り合いのつけ方

『SLAM DUNK』新装再編版 1巻(井上雄彦/集英社)

『SLAM DUNK』といえば、漫画ファンの間でその名を知らない者はいない、スポーツ漫画の金字塔。今年1月に新作アニメ映画の制作が発表され、ファンの熱気は最高潮に達している。そんな中、話題になっているのが「どのエピソードをアニメ化するのか」というポイントだ。

まず過去のアニメ化について振り返っておこう。TVアニメ「SLAM DUNK」は、1993年から1996年にかけて全101話で放送された。基本的には原作に忠実なストーリーとなっており、国内外で多数のファンを生み出した。しかし主人公・桜木花道たちの活躍は最後まで描かれておらず、旧単行本で言うと全31巻のうち22巻までしかアニメ化されていない。

またTVアニメのほかに、劇場版として『スラムダンク』、『スラムダンク 全国制覇だ! 桜木花道』『スラムダンク 湘北最大の危機! 燃えろ桜木花道』『スラムダンク 吠えろバスケットマン魂!! 花道と流川の熱き夏』といった4つの作品が製作された。ただこちらもアニメに収まりきらなかった試合やオリジナルストーリーが主軸となり、いずれも正式な続編にはならなかった。

描かれることのなかった22巻以降の映像化を求める声は多く、中でもクライマックスの「山王戦」のアニメ化は強く望まれている。ネット上では《絶対見に行くけど、山王戦だといいなぁ》《スラダン映画、山王戦だったら泣いちゃう》《山王戦は名シーンや名言が多いからスクリーンで観たい!》《山王戦をスクリーンで観られたら絶っっっ対に泣く》といった声で溢れかえっている状況だ。

たしかに「山王戦」は、アニメ化されなかったのが不思議なほどに息を呑むストーリー展開。絶対王者である山王工業と、花道をメンバーに迎えた湘北高校との試合は緊迫感に満ちており、名シーンも満載なのでアニメ映えすることは間違いないだろう。

新作『スラダン』の主題歌はどうなる?

しかしながら今回の劇場アニメは、TVアニメの終了から約25年もの月日が経っている。そのため過去作のファンというよりも、新規のファン獲得を見越しているかもしれない。だとすれば物語のクライマックスではなく、全ての始まりである花道のバスケ部入部あたりから描かれる可能性もある。

また、ストーリーの他にも「主題歌がどうなるのか」と気にする人が多くいるようだ。というのもTVアニメ版の主題歌は、『君が好きだと叫びたい』をはじめとして、今も語り継がれる名曲が多い。WANDSの『世界が終るまでは…』はアニメを見たことがない層にも知られているほど有名で、大黒摩季やZARDといった大御所がテーマ曲を担当している。これらの音楽なしでは、「SLAM DUNK」の思い出は語れないほどだ。

今回の新作アニメに関しても、旧作の主題歌がふたたび採用されることを期待するファンは多い。いずれにせよ劇中で当時の名曲が流れれば、この上ない感動を味わえることは確実だろう。

「SLAM DUNK」の劇場アニメについて、どの説も今のところ可能性の域を出ていない。不朽の名作がどのように映画化されるのか、早く公式からの続報が到着してほしいものだ。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ
■『SLAM DUNK』新装再編版 1巻(井上雄彦/集英社)

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