『呪術廻戦』高専生vs腐女子の争いが勃発! リアル「高専」をめぐってトラブル勃発…

『呪術廻戦』15巻(芥見下々/集英社)

アニメ化をきっかけに、今や国民的な作品となった漫画『呪術廻戦』。最新話が掲載される度に作品の関連ワードがツイッターのトレンドに入るなど、その勢いは止まることを知らない。しかし同作の流行によって高等専門学校、いわゆる〝高専〟の生徒たちが思わぬ被害を被っているようだ。

コトの発端は、3月29日に高専生を名乗るアカウントがツイッターに投稿した一連のツイート。その人物は「呪術廻戦の二次創作をされている方々へ」という一文を枕として、現在高専生たちが置かれている状況について説明を行った。

高専生同士は普段関わりを持つ機会がないため、ツイッターによって他の高専生と交流しているそう。しかし「呪術廻戦」の二次創作に「高専」というワードが含まれているため、ツイートを検索した際にそうした作品が目に入ってしまうという。二次創作は成人向けや腐女子向けのBL作品が多く、投稿者は困っているようだ。

その上で、投稿者は「高専は実在する学校です」とあらためて説明。成人向けやBL要素の含まれる二次創作を投稿する際には、検索避けを行うか「高専」という言葉を使用しないでほしい、と訴えていた。

議論がこじれていくのは“無知”が原因?

もともと二次創作の界隈では、外部の人間とトラブルを起こさないために検索避けを行うのが当然のマナーだった。そのため高専生の意見に対して、良識のある古参オタクたちは一定の理解を示している。

しかし「呪術廻戦」ファンの中には、この投稿に反発する人も。《個人的に思ったのは高専生の方も呪術を避けるために何かしら工夫は出来ないのでしょうか…》《Instagramを使うのはいかがでしょうか?》《フェミニストくらいの言いがかり》《興味ない人間に合わせるのが当然なのはおかしくないですか? あなたの言いたいことはわかりますが二次創作が好きな人達からすると交流の場を1部の人間によって制限されてるわけですよ》といった声があがっていた。

その一方、高専生の意見が拡散されたことで《高専って実在するの全く知らなかった。ありそうな名前ではあるけど》《高専って聞いたことなかったから知らなかったけど実在の学校だったんだ…》《まさか高専が実在したなんて知らなかったよ!》といったリアクションも巻き起こっている。すなわち、そもそも「高専」が実在することを知らない層が意外と多かったのだ。

いくら創作マナーのある人でも、「高専」の存在を知らなければ配慮することは難しいだろう。「呪術廻戦」ファンによる検索汚染問題は、無知が招いた事故のようなものだったのかもしれない…。

文=大上賢一
写真=まいじつエンタ
■『呪術廻戦』15巻(芥見下々/集英社)

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