新アニメ『ゴジラS.P』第1話に賛否! カギを握るのは芥川賞作家・円城塔!?

(C)PIXTA

日本を代表する怪獣〝ゴジラ〟の新作アニメシリーズ『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』(TOKYO MXほか)。4月1日からついに地上波での放送がスタートしたが、その内容をめぐって賛否の声がこだましている。

同作のアニメ制作を手掛けるのは、人気制作会社の「ボンズ」と「オレンジ」。またシリーズ構成・脚本は芥川賞作家の円城塔が担当し、『青の祓魔師』の加藤和恵がキャラデザ原案を務めるなど、各ジャンルの豪華スタッフが集められた。

物語の舞台は、今から約10年後にあたる2030年の日本。第1話では町工場で働く天才エンジニア・有川ユンや、〝存在しない生物〟を研究する大学院生・神野銘など、主要キャラクターたちの基本的な設定が明かされていった。まだ「ゴジラ」は登場していないものの、謎めいた生き物が空を飛ぶシーンや、巨大な骨が映し出される場面があり、ワクワクさせられる展開となっている。

今のところ「ゴジラ」ファンにも好意的に評価されているようで、ネット上では《歴代ゴジラオマージュリスペクト満載だし一つの作品として凄く魅力的だった! 次回以降もめっちゃ楽しみ!!》《ジェットジャガーの登場、ラドンの鳴き声、そして「モスラの歌」を思い出させるインド民謡。メガロやモスラの登場も期待していいですか!? 第1話に関しては完璧な「ゴジラ」でした…》といった声があがっている。

意外なところにツッコミ要素が?

そんな中、視聴者の不満が唯一目立っているのが「セリフ回し」だ。第1話の冒頭では、有川と相棒の加藤侍が幽霊屋敷の調査に乗り出す。そこで2人はテンポよく会話を繰り広げるのだが、事件のあらましや自分たちの仕事内容、ウィットに富んだ無駄話などが約3分にわたってまくし立てられていく。その後も、ほぼすべてのキャラが多弁であり、他のアニメとは一線を画したセリフ量となっていた。

視聴者を圧倒する情報の渦に、《ゴジラSP、面白くなりそうだけどセリフ多すぎて耳が滑る》《セリフ量と情報量が多すぎやしませんか。TVアニメじゃないみたい》《セリフ多すぎてついていけなくなった》《ゴジラSPのセリフ量が斉木楠雄並で草》と違和感を抱く人も多いようだ。

こうしたセリフ回しは、テンポの調整を間違えたわけではなく、意図的なものだと思われる。脚本を担当する円城は、自身の作品でも同じように独特のセリフ回しを好んでいるからだ。今後、どれだけの人が〝円城節〟を受け入れられるかによって、作品の成否が変わってくるだろう。

とはいえ、同作はNetflixでも先行配信が行われており、こちらでは字幕を付ける機能が備わっている。もしセリフが頭に入ってこない人は、配信バージョンを観れば問題が解決するかもしれない。

文=猿田虫彦

【画像】

master1305 / PIXTA

【あわせて読みたい】