『呪術廻戦』渋谷事変の“戦犯”は五条悟?「全然なんとかなってない」とヤキモキ

『呪術廻戦』15巻(芥見下々/集英社)

作者・芥見下々の手によって、さまざまな衝撃展開が繰り広げられる漫画『呪術廻戦』。とくに単行本10巻から始まった「渋谷事変」は、作中屈指の壮絶なストーリーが描かれている。しかしこのエピソードをめぐって、一部ファンの間では‶戦犯探し〟が盛り上がっているようだ。

※『呪術廻戦』最新刊までの内容に触れています

「渋谷事変」は2018年10月31日に、特級呪霊・呪詛師のグループが引き起こした未曾有の大事件。現代最強の呪術師・五条悟の封印を目的としており、激しい戦いが繰り広げられた。

呪霊サイドも呪術師たちも惜しみなく戦力を投入し、多数の死傷者が生じることに。また東京・渋谷を舞台としていたことから、尋常ではない数の一般人が惨劇に巻き込まれた。そんな「渋谷事変」をめぐって、誰よりも戦犯と名指しされているのが五条だ。

この戦闘において、呪霊サイドには特級呪霊・漏瑚が参戦していた。彼は火山のようなコミカルな見た目だが、その実力は折り紙つき。呪術師たちに多くの被害を生んだ。しかし五条は、物語の序盤で漏瑚と戦闘する機会があった。その際には相手を生首の状態にまで追い詰めたものの、花御の横やりによって逃げられてしまう。もしこの時に漏瑚を討ち取っていれば、「渋谷事変」での被害は大幅に抑えられていただろう…。

また、前日譚『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』の話になるが、五条は夏油傑の死体を正式な手順で処理していなかった。その結果として、夏油の身体は〝悪用〟されてしまうことになる。きちんと死体を処理しておけば、後々の展開が変わっていたはずだ。

なお五条は封印された際、「…ま」「なんとかなるか」と呟いていたが、これも読者への心証が悪かったらしい。ネット上では《全然なんとかなってないんですけど?》《身内を過大評価しすぎ 敵を過小評価しすぎ》《この流れでマジで一個もなんとかなってないの初めて見た》といったツッコミが相次いでいた。

五条の他にも? さまざまな戦犯候補たち

次に戦犯扱いされているのは、伏黒恵。彼は原作14巻において、最強の式神「八握剣 異戒神将 魔虚羅」を呼び出してしまう。これは決死の覚悟で相手を道連れにする技だが、敵が小物すぎたことに引っかかる読者は多いようだ。

伏黒がこの時に戦っていたのは、呪詛師の重面春太。一級呪術師の七海建人に手も足もでない程度の戦力だが、重傷を負っていた伏黒はやむを得ず「魔虚羅」を呼び出した。だが、それがきっかけとなって、多くの人が犠牲になっている。

重面相手に奥の手を繰り出した伏黒に、ファンからは《伏黒…特級呪霊ならともかく。格下相手に魔虚羅はないわ…》《シンプルに判断ミス》などと苦言が寄せられていた。

その他、禪院家の26代目当主・禪院直毘人に関しても、《戦績が情けない》と漏らすファンが多い。直毘人は御三家の当主である上に、「特別1級術師」という大層な肩書きまで持っていた。それにも関わらず、戦績で判断すると大した功績を残していない。

もちろん歴史に〝たられば〟は禁物であり、起きたことを責めても仕方がない。あのキャラがうまく立ち回れば、もっと多くの人が救えたのではないか…という気持ちをグッとこらえて、今後の挽回に期待しようではないか。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『呪術廻戦』15巻(芥見下々/集英社)

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