ジャンプ“打ち切りレース”に新展開! 次に連載が終わる作品は…?

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4月12日発売の『週刊少年ジャンプ』19号で、異色作として期待されていたサスペンス漫画『アイテルシー』の掲載順が最下位に。超展開もあり、ファンの間で打ち切りを心配する声が広がっている。

「アイテルシー」は2021年2月の「ジャンプ」9号から連載が始まった推理物の作品だ。「犯人を愛してしまう」という特殊性癖を持った女刑事・相生りさを主人公として、彼女のストーカーまがいの愛と執着が凶悪犯を自首へと追い込む…という斬新な展開が描かれてきた。

連載は順調に進んでいると思われたが、第8話『把』でファンをどよめかせる急展開が。メインキャラの1人が唐突に退場し、ファンから《展開が早すぎる》とツッコミが相次ぐ事態となったのだ。その8話から徐々に掲載順は下がっていき、最新号ではとうとう最下位となっている。

「ジャンプ」の掲載順は読者アンケートの結果を反映しているというウワサがあり、その順位が低いほど打ち切りに近づいているとされる。すでに諦めの境地に達しているファンも多いようで、ネット上では《アイテルシー、1話はめっちゃ完成度高くて面白かったのに…》《連載でやるようなもんじゃない》《相生の異常性がどんどん通常に寄ってってるからなぁ…》《犯人側のキャラ造形に愛がないのと相生りさの「愛してる」がひたすら空虚に感じるのがキツく感じる大きなポイント》と同作をめぐる反省会が繰り広げられている。

打ち切りの危機は回避できるのか?

ここ最近、同誌では連載終了が続いており、先週号では『仄見える少年』、今週号では『ビルドキング』が幕を閉じた。「仄見え」はもともと新人漫画家の読み切りを競わせる「金未来杯」で優勝した作品。また「ビルキン」は『トリコ』や『世紀末リーダー伝たけし!』を手掛けた漫画家・島袋光年の新作で、いずれも読者から大きな期待を寄せられていた。つまり作品に見どころがあったり、有名作家の新作だったとしても、人気次第で容赦なく打ち切られるということだ。

とはいえ、掲載順が低いからといって打ち切りが確定するわけではない。『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』といった作品も、連載開始直後は掲載順が低い時期があった。また、『七つの大罪』を描いた漫画家・鈴木央の過去作『ライジングインパクト』は、一時的に打ち切りを迎えたものの奇跡の復活を遂げ、17巻まで連載が続いた。

「アイテルシー」の最新話では、りさが所属する捜査i課の初仕事が描かれ、新章への突入も明かされている。今後のストーリー次第では、読者からの支持をふたたび集められるかもしれない。ここで地力を見せ、不死鳥のごとく掲載順が上昇していくことを期待しよう。

文=野木

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