女性声優への「可愛い声リクエスト」はセクハラ? 花澤香菜と芸人の絡みが物議

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花澤香菜といえば、今をときめく大人気声優の1人。『化物語』シリーズの千石撫子役や『てーきゅう』の板東まりも役など幅広い役柄で知られ、最近では地上波での露出も多くなってきた。しかしつい先日、セクハラ騒動が生じたとして、ネット上で論争が巻き起こっている。

コトの発端となったのは、3月31日に放送された『まんが未知』(テレビ朝日系)というバラエティー番組。お笑いコンビ『ハライチ』の岩井勇気が、花澤に対してVTR振りを依頼する一幕があった。岩井はその際に〝かわいい感じで〟というニュアンスを要求したのだが、それを受けた花澤が「エロディレクターみたい」と指摘。すると岩井は「最近あまりこういう振りは良くない」「時代にあってないかもしれない」と反省し、謝罪していた。

もちろん2人のやり取りは深刻なトーンではなく、あくまで冗談の一環だ。しかし事態を重くとらえた視聴者が、はてな匿名ダイアリーに「女性声優へのセクハラの境界線」という記事を投稿。その投稿者は、女性声優に〝かわいい声〟をリクエストすることが「セクハラ扱いになるのか?」と熱量をもった疑問をぶつけていた。

セクハラの定義をめぐって物議!?

人気声優のセクハラ問題については、ネット上で激しい議論が行われることに。投稿者に共感する人からは、《声優ってそういう仕事なのでは…? 変な依頼されてるとは思えないんだけど》《なんや、花澤香菜もめんどくさい事言い出したんか。さんざん今までそれで稼いできたのでは?》《シチュエーションボイスとかなら怒るのも理解できるけど、かわいい声でVTRのフリするくらいやれよwww》といった声があがっている。

その一方、声優に対するセクハラを問題視する人も多く、《花澤さんの発言は当たり前。こういうアドリブが声優さんの本業じゃないからね》《VTR振りお願いします!だけで良いのに、とびきりかわいい感じでとか余計な一言すぎるだろ》《本人が嫌がってるならセクハラだよ。仕事したくないって言うのも自由》と指摘する声が目立つ。

なお、最近の花澤はお笑い芸人と絡む機会が増えており、そこで芸能界特有の洗礼を浴びることも。2月16日に放送されたトーク番組『太田上田』(中京テレビ)では、『爆笑問題』太田光から夫・小野賢章との馴れ初めをしつこく尋ねられる場面があった。

そこで太田は、小野が『ハリー・ポッター』シリーズの主演を務めていることから、「俺の股間のハリーポッターを…」「彼の魔法のホウキを…」などと下ネタを連発。花澤は苦笑しながら、「すごい、なんか今まで人生の中で一番ひどいイジリ方!」とコメントしている。

過去、女性タレントが芸能界で生き残るためには、こうしたセクハラ的な笑いを避けては通れなかったのだろう。しかし昨今の声優ファンたちは、推しがそんな扱いを受けることを看過できるはずがないだろう。

今後、女性声優がタレント化していくにあたって、セクハラ問題も大きな壁になりそうだ。

文=大上賢一

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