『進撃の巨人』ミカサの異常な愛情! エレンを心配して愛する名シーン3選

『進撃の巨人』33巻(諫山創/講談社)

4月9日に発売された『別冊少年マガジン』5月号をもって、見事大団円を迎えた漫画『進撃の巨人』。連載開始から10年以上もの間、予想を裏切るストーリーや魅力的なキャラクターの活躍によって人気を博してきた。とくに作品の大きな見どころだったのが、主人公・エレンとミカサとの掛け合いだ。

エレンとミカサは幼い頃からの幼なじみで、家族のように濃密な時間を過ごしてきた。お互いに相手を特別な存在と認識しており、時にはその想いが口をついて出ることも…。今回はそんな2人の強い絆を感じられる名シーンを、3つ紹介していこう。

ヤンデレ? ミカサの強烈な愛情

<その1>「エレンは私と一緒にいないと早死にする」
まず1つ目に取り上げたいのは、単行本1巻でミカサが放ったセリフだ。子どもの頃に「超大型巨人」と「鎧の巨人」の侵攻を受け、巨人への復讐を決意したエレンとミカサ。数年かけて訓練兵団を卒業した後、2人はどの部隊に入るべきか話し合う。

この時エレンが志望していたのは、もちろん巨人と最前線で戦う調査兵団。そこでエレンがミカサの志望部隊を尋ねたところ、彼女もまた調査兵団を志望することが明らかとなる。しかしミカサは、訓練兵団を首席で卒業したエリート中のエリート。当然のごとく、壁の内部で任務にあたる憲兵団に入隊するものと思われていた。そのためエレンは、わざわざ望んで危険な道を歩もうとするミカサに理由を問い詰める。

そこでミカサが発したのが、「エレンは私と一緒にいないと早死にする」というセリフ。エレンと長く連れ添ってきたミカサは、彼が激情に身を任せて突っ走ってしまう性格だと深く理解していたのだろう。はたからみれば過保護な印象を受けるが、ミカサにとってはどこまでも真剣な発言だったはずだ。

<その2>「あのチビは調子に乗りすぎた」
ミカサの愛情はあまりに激しく、時には他者に対する凶暴さとなって表れる。それを象徴するのが、5巻に収録されたエレン裁判のエピソードだ。

エレンが巨人化の力を持っていることが判明し、その生死や安全性を問う裁判が行われることに。裁判の渦中、リヴァイ兵長はエレンへの同情を誘うべく、真に迫った演技でエレンを痛めつけていく。演技の甲斐もあり、エレンは生きたまま調査兵団に引き取られることになったが、ミカサはその現場を複雑な心境で見守っていた。

後日、ミカサはリヴァイ兵長の行為が演技だったことを知りつつも、「あのチビは調子に乗りすぎた…」と吐き捨てる。さらには何らかの報復を行うことまで匂わせ、エレンを驚愕させていた。「調査兵団」トップの実力をもつ上官であっても、ミカサにとってはエレンを傷つける敵だったらしい。