細田守が手掛けた『ONE PIECE』は名作? ファンなら絶対に観るべき劇場版3作品

意外と知られていない“隠れた名作”

<その3>本編につながる思わぬ伏線!『カラクリ城のメカ巨兵』
『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』は、「オマツリ男爵と秘密の島」から1年後に公開された劇場アニメ。前作とは打って変わって、明るく楽しい「ONE PIECE」らしいストーリーが特徴だ。

コメディーがメインとなっているため、気楽に見ることができる同作だが、作中には本編と関わってくる重要シーンも。パラレルな世界線の物語ではなく、漫画では描かれなかった「空島編」から「ウォーターセブン編」までの間に起きた話が描かれているのだ。ルフィが「ギア2」を会得するキッカケとなった戦闘シーンも描かれているため、本編をより深く分析したいファンなら外せないだろう。

同作を推すファンたちからは、《頭空っぽにして観られる〝ゆるゆる映画〟として非常に優秀》《テンポがいいし、ギャグシーンいっぱいあるし、エニエスロビーに続く前フリがあるから地味に好き》《わちゃわちゃした麦わら一味がかわいすぎる》といった好評の声が聞こえてくる。「麦わら海賊団」のメンバーにたとえるなら、フランキーのような絶妙に渋い存在感の一作だ。

ここまで紹介した劇場版は、いずれもクセのある作品ばかり。作者の尾田が本腰を入れて監修した作品もいいが、ちょっとした逸脱があることで「ONE PIECE」の世界観がさらに膨らむ…とも言える。視聴の際は、寛大な心を忘れないようにしてほしい。

文=野木
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』98巻(尾田栄一郎/集英社)

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