『Dr.STONE』194話スイカの健気さに涙…“新章”幕開けに「胸が締め付けられる」

『Dr.STONE』20巻(作画:Boichi、原作:稲垣理一郎/集英社)

4月26日発売の『週刊少年ジャンプ』21・22合併号に、SFファンタジー漫画『Dr.STONE』の最新話が掲載された。南米での戦いが一段落し、まったく新しい展開に読者の注目が集まっている。

※『Dr.STONE』最新話の内容に触れています

第194話『ひとりぼっちのホモサピエンス』では、全人類がふたたび石化光線を浴びた後の話が描かれることに。石化からしばらく時間が経過した後、動物の鳴き声によってスイカの頭上から「復活液」が降り注ぐ。そうして、記念すべき1人目の復活者が誕生する。

喜び勇んで周囲を探しまわるスイカだったが、「復活液」のストックは1つも見つからない。そのため他の仲間を復活させることはできず、大自然の中、たった1人で生きていくことに。スイカを待っていたのは、導いてくれる人も、ご飯を作ってくれる人も、抱きしめてくれる人もいないという現実だ。

孤独と淋しさに打ちのめされ、大声をあげて泣いてしまうスイカ。しかし、かつては千空も同じ状況にいたことを思い出し、何日かかろうとも仲間たちをよみがえらせることを決心。そして、〝衣食住〟という最初の文明を手にするのだった。

スイカが千空やコハクたちを想って大泣きするシーンは、ファンの心に深々と突き刺さった模様。ネット上では《スイカがかわいそうなんだよ…》《そりゃあんな小さい子が世界にひとりぼっちなんてつらすぎるよ…泣いちゃうシーンに胸が締め付けられた》《スイカ~! つらすぎんだよ女児にこんなことさせるな~》とショックを受ける声が多数あがっている。

名シーンのセルフオマージュも

ファンにとってはつらい展開となったが、今回の展開を絶賛する声も少なくない。最新話ではスイカの挫折と成長を描くだけでなく、かつて千空が復活した様子を描いた第13話『第一章 STONE WORLD THE BEGINNING』を彷彿とさせる描写が織り交ぜられていたのだ。

今回の話は、スイカが自分のもとへ集まってきた猿に対して「スイカはね 『にんげん』だよ!!」と自己紹介するシーンで締めくくられている。これは第13話で千空が裸一貫で復活し、衣服を身にまとった後、猿に向かって「俺は『人間』だ!!」と自己紹介したシーンと瓜二つ。

ストーリー序盤の名シーンをなぞる展開に、《ここで物語の初めを彷彿とさせる話なの上手え~! 主人公がスイカなのも応援したくなる!》《千空の目覚め回をセルフリスペクトした終わり方がカッコいい》《スイカの年相応の弱さを見せながらも、千空がたった一人の状況で諦めなかったのを重ねて精神的成長を描いてるのめちゃくちゃ漫画上手いな…ってなる》など、多くのファンが賛辞を贈っている。

スイカが復活液をいつ手に入れられるのかは、まだ分からない。今後はスイカを主人公として、先の読めない物語を展開していきそうだ。

文=野木
写真=まいじつエンタ
■『Dr.STONE』20巻(作画:Boichi、原作:稲垣理一郎/集英社)

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