『ドラゴンボール超』現時点の最強キャラは誰?“孫悟飯”最強時代は終了を迎え…

『ドラゴンボール超』15巻(原作:鳥山明、漫画:とよたろう/集英社)

『週刊少年ジャンプ』を代表するバトル漫画として、圧倒的な人気を誇る『ドラゴンボール』。現在は続編となる『ドラゴンボール超』が『Vジャンプ』で連載されており、さらに白熱したバトルが繰り広げられている。

同作の魅力は、なんといっても屈強なキャラクターたち。作中にはさまざまな猛者が登場するため、読者たちも「誰が一番強いのか」という話題で持ちきりのようだ。そこで今回は、実際に「ドラゴンボール超」で最強だと思われるキャラを考察していきたい。

強さの基準は「破壊神ビルス」

各キャラの強さを比較するにあたって、まずは基準を定める必要がある。そこでうってつけなのが、2013年に公開された映画『ドラゴンボールZ 神と神』でラスボス級のキャラとして描かれた破壊神ビルスだ。破壊神という禍々しい肩書きの通り、ビルスの戦闘力は地球人では及びもつかないレベル。漫画『ドラゴンボール』の時点では単体最強キャラであったアルティメット悟飯やベジータはもちろん、超サイヤ人ゴッドとなった孫悟空ですら敵わなかった。原作者の鳥山明によると、ビルスの強さを「10」とするとスーパーサイヤ人ゴッドの悟空は「6」程度らしい。

しかし、それから数年が経過した『ドラゴンボール超』の世界観では、ビルスはやや格が下がっている。というのも彼は「身勝手の極意」を十分に使いこなすことができないからだ。「身勝手の極意」とは神の領域にまで達した究極の状態であり、その強さは最強とされていた超サイヤ人ゴッドやブルーすら上回る。今のところ、戦闘力のインフレが進む「ドラゴンボール超」の中で見劣りする存在となっていることは確かだろう。

孫悟空・ベジータ・ブロリーなど人気キャラの格付けは?

その一方で、主人公の孫悟空はビルスが使いこなせなかった「身勝手の極意」を極めている最中。「宇宙サバイバル編」のジレン戦、ケフラ戦などで使用し、それぞれ強敵の撃破に成功している。とくにジレンは「破壊神より強い」と作中で明言されているため、彼を倒した悟空もビルスより強いということになりそうだ。

「身勝手の極意」中の悟空は、もはや最強といっていい強さ。現状はまだ追い付いていないものの、ビルスの師匠であるウイスなどの「天使」に追随する気配がある。最強キャラ争いは、彼らにしか手が出せない高みで繰り広げられるのかもしれない。

ちなみに、悟空のライバルだったベジータは現在やや失速気味。悟空と並び立つ以前に、ビルスを超えた強さをまだ手にしていない。その一方、悟空とベジータがフュージョンすることでしか対抗できないブロリーは作中でも最上位の強さであり、ビルスをしのいでいるだろう。

まとめると、最強クラスとして名前を挙げられるのは悟空やジレン、ブロリーといったキャラになる。純粋なパワーで彼らを上回るキャラは、しばらく出てこないだろう。実際に「ドラゴンボール超」ではモロという敵が悟空たちを苦しめたが、あくまで周囲のエネルギーを吸い取る特殊能力で優位を取っていただけだった。

これまで不可侵だった「天使」の領域にまで踏み込んできた悟空。今後はウイスや大神官など、物語の枠外にいたキャラクターと戦う展開もありえるのだろうか…。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ
■『ドラゴンボール超』15巻(原作:鳥山明、漫画:とよたろう/集英社)

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