『ドラゴンボール』に“あの頃のブロリー”はもういない? 設定変更に困惑するファン

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1984年に連載を開始し、今もなお世代を超えて根強い人気を誇る『ドラゴンボール』。その商品展開は、漫画からアニメ、ゲームまで非常に幅広い。しかしながら近年展開されている『ドラゴンボールヒーローズ』というカードゲームは、設定改変をめぐって賛否を呼んでいるようだ。

議論の的となっているのは、伝説の超サイヤ人・ブロリー。初登場は1993年に公開された劇場アニメ『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!! 熱戦・烈戦・超激戦』で、オリジナルキャラクターながら、その後もさまざまな作品で活躍してきた。

これまでの作品のブロリーは戦闘力こそ高いものの、悪魔とも形容されるほどの極悪な性格だった。映画「燃え尽きろ!! 熱戦・劣戦・超激戦」では笑顔で人の住む星を破壊し、笑いながら自分の父親を「弱い」と殺してしまう。弱者にのみ関心を持ち、それを「虫けら」と嘲りながら痛めつけることに快感を感じるようなキャラだった。

しかし「ドラゴンボールヒーローズ」の「宇宙創成編」におけるブロリーは、〝強者との戦いだけを望む〟という誇り高い戦士のような設定に。もはや真逆ともいえる設定の変更に、ファンからは《お前そんな性格じゃねぇだろ》《陰湿じゃないブロリーなんてブロリーじゃない》《過去作品の設定をもっと大切にして欲しい》《新しいブロリーは過去の設定の否定》とネガティブな声が多数あがっている。

“最狂”ブロリーはもういない?

しかし、彼の設定が変化したのは、これが初めてではない。2018年公開の映画『ドラゴンボール超 ブロリー』では、ブロリーが孫悟空やベジータを差し置いて「真の超サイヤ人」として登場。サイヤ人全ての本丸的な扱いになっているのだ。この設定もブロリーの作中における重要さを考えると、自然な設定ではないだろう。

とはいえ、ブロリーは以前から多くのファンの心を掴んできた大人気キャラクター。アニメや関連作品の制作サイドとしては、ブロリーを活躍させたいという本音があるのかもしれない。ここで心配なのは、〝あの頃のブロリー〟に憧れていたファンが解釈違いによって離れてしまうのではないか…という点だ。

今後の作品展開では、今までの魅力が損なわれないバランスでブロリーが登場することを期待したい。キャラクターの魅力が死んでしまえば、ドラゴンボールでも蘇らせることはできないのだから…。

文=「まいじつエンタ」

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